エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1099
2022.01.29 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
まずは「CINEBENCH」系のベンチマークテストを使用して、純粋なCPUのパフォーマンスをチェックしていこう。今回の検証では、よりメニーコアCPUに最適化されている「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R23」を動作させている。
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まずは「CINEBENCH R20」の結果から見ていこう。さすがは刷新されたコア構造と電源制御機構を備える16コア/24スレッドCPUとあって、シングルコア・マルチコアともにコンシューマ最高レベルのスコア。傾向はCore i9-12900KのCPU検証レビューと同等であり、800ptsに迫るシングルコア性能と10,000ptsオーバーのマルチコア性能は圧巻だ。
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続く「CINEBENCH R23」の結果は、主にゲーミング向けに注目したいシングルコアテストで2,000ptsオーバーという有望なもの。マルチコアテストも27,000ptsを超えるスコアをマーク、すべてにおいてライバルCPUを上回る性能を備えている。優れた冷却機構と電源回路を搭載している恩恵とも言えるが、こちらの詳細は後ほど負荷テストを用いて検証してみたい。
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次は「arkhive GC-I9G38R」の3Dパフォーマンスを「3DMark」を使用して検証する。まずはDirectX 12対応の「Time Spy」から見ていこう。プリセットはWQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度テスト「Time Spy Extreme」の両方を実行している。
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「Time Spy」(無印テスト)はテスト中のフレームレートが120fpsを超えており、ベンチマーク級の高負荷でも快適プレイの水準を満たせることが分かる。主要ゲームの快適指標を算出する「Estimated game performance」(Battlefield V/1440p Ultra)も「175+FPS」とハイレベルだった。
4Kテストの「Time Spy Extreme」でも総合スコアが9,500以上は出ており、フレームレートも60fps以上と健闘。プレイするタイトルやグラフィックス設定次第では、十分に4K環境で遊べるパフォーマンスを備えている。
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続いて同じく「3DMark」から、今度はDirect X11対応テストの「Fire Strike」を実行。テストプリセットは、フルHDの「Fire Strike」とWQHDの「Fire Strike Extreme」、4K環境の「Fire Strike Ultra」のすべてを選択している。
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総合スコア40,000オーバーの「Fire Strike」(無印テスト)は、フルHD環境とあってテスト中のフレームレートも圧巻の190fps超え。WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」では120fpsオーバー、4Kの「Fire Strike Ultra」でも十分プレイ可能な水準である60fps以上でベンチマークが動作していた。もとよりGeForce RTX 3080 Tiは4Kプレイを想定したGPUということもあり、たいていのタイトルで高品質設定の4Kプレイが可能なはずだ。