エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1104
2022.02.09 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「B660M DS3H AX DDR4」が搭載する機能やその外観をチェックしたところで、ここからはマシンを組み上げての動作検証を進めていこう。ミドルレンジ向けのモデルであることから、CPUはCore i5-12600Kをチョイス。その冷却には240mmラジエター搭載のオールインワン型水冷ユニット「AORUS WATERFORCE X 240」を採用し、メモリはARGB対応のOCモデル「GP-ARS16G37」を組み込んでいる。
「タスクマネージャー」をチェックすると、OS上からは10コア/16スレッドのCPUとして認識されていた |
Core i5-12600Kは、Pコア(6コア)とEコア(4コア)を合わせて10コア、12+4スレッドで16スレッドという構成。メモリはXMP設定により3,733MHzで動作している |
シングルスレッド処理はPコアが約4.9GHz、Eコアが約3.6GHzまで上昇していた | マルチスレッド処理ではPコアは約4.5GHz、Eコアは約3.4GHzで動作していた |
検証には直接影響しないものの、グラフィックスには3連ファンクーラー「WIDFORCE 3X」を装備した「GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G」を組み込んで使用している |
「B660M DS3H AX DDR4」に搭載されている制御プログラムは、GIGABYTEお馴染みの「UEFI BIOS」だ。主要なシステム情報や簡易設定に1画面でアクセスできる「Easy Mode」と、詳細な設定項目が用意された「Advanced Mode」の2モードを備え、必要に応じて使い分けることができる。
「Ultra Durable」仕様になっている、簡易モードの「Easy Mode」。起動後はこのモードで立ち上がり、各種基本的な設定はこの1画面で済ませることができる |
ファンコントロール機能「Smart Fan 6」を使用すれば、ファンコネクタごとに動作モードやパターンを細かく設定できる | 「UEFI BIOS」のアップデートができる「Q-Flash」機能にもアクセス可能 |
「Easy Mode」からワンタッチで切り替えられる、詳細モードの「Advanced Mode」 |
Intel B660チップ搭載モデルのためOC項目は限定的だが、Power Limitの設定が必要な際などはここで調整を行う | SPD情報を確認すると、SPDやXMPプロファイルだけでなく製品やチップのメーカーまで確認できる |
チップセットや独自機能などが設定できる「Settings」タブ | 頻繁に使う項目をまとめて独自のメニューを作成できる「Favorites」タブも便利だ |