エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1129
2022.04.17 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、Core i5-12400とRyzen 5 5600Xそれぞれのテスト環境を用意し、そのパフォーマンスを実際に比較してみよう。Core i5-12400はMSIのIntel Z690マザーボード「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」、Ryzen 5 5600XはASUSのAMD X570マザーボード「TUF GAMING X570-PLUS」を組み合わせ、DDR4環境のシステムを構築。さらにグラフィックスカードとしてNVIDIA GeForce RTX 3070を搭載するGIGABYTE「AORUS GeForce RTX 3070 MASTER 8G」を組み込み、CPUの純粋なパフォーマンスからゲームプレイに与える影響まで、様々なシチュエーションで検証を行っていく。
なお、いずれも発熱が控えめなミドルレンジ向けCPUであることから、CPUクーラーには空冷タイプのサイズ「虎徹MarkⅡリビジョンB」を組み合わせている。(検証:岸本仁)
DDR5に対応したものの、従来のDDR4環境も選択できる第12世代Intel Coreプロセッサ。Core i5-12400のようなミドルレンジCPUでは、コスト面からDDR4環境を選ぶ場合がほとんどだろう |
Core i5-12400は6コア/12スレッド構成で、動作クロックは最大4.4GHzだ |
シングルスレッド処理時は、動作クロックがほぼ公称値通りの最大4,389.3MHzまで上昇している | マルチスレッド処理時の挙動は、全コアが約4,000GHz程度まで上昇していた |
Ryzen 5 5600Xが搭載されているのは、長寿命プラットフォームになったお馴染みのSocket AM4。今回メモリやグラフィックス環境は同じなため、純粋にCPUによる挙動の違いが把握できるはずだ |
Core i5-12400と同様に6コア/12スレッドCPUであるRyzen 5 5600X。Ryzen 5000シリーズは前世代までの課題だったシングルスレッド性能が大きく向上、長く人気モデルとしてCPU市場の顔になっていた |
シングルスレッド処理時は、最大4,650.02MHzまでクロックが上昇。ほぼ公称スペック通りの挙動だ | マルチスレッド処理時には、動作クロックが約4,230MHz~4,240MHzで推移していた |
グラフィックスカードにはGeForce RTX 3070搭載モデルを用意。フルロード時には最大2,010MHzまでクロックが上昇していた |