エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1135
2022.05.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
ここからは「Optix G251PF」を実際に動作させながらパフォーマンスをチェックしていく。検証用PCとして用意したのは、以前詳細検証をお届けしたMSIのゲーミングデスクトップPC「Aegis Ti5 10TE-018JP」。基本構成はIntel Z490マザーボードに、10コア20スレッドのIntel Core i9-10900K、GeForce RTX 3080、メインメモリは64GB(32GB×2)を搭載する。
斬新なデザインの本体を採用する「Aegis Ti5 10TE-018JP」。グラフィックスカードにはゲームからクリエイティブな作業も余裕でこなすGeForce RTX 3080を搭載する |
それでは電源を入れて「Optix G251PF」の映り具合を確認していこう。液晶パネルはフルHD(1,920×1,080ドット)対応で水平垂直共に178°と視野角変化に強いRAPID IPSだ。パネルサイズは24.5型で、目の前に置いた状態でも画面全体がしっかりと視野に入り、上下左右の表示も問題なく認識できる。画面全体で均一性は高くゲームはもちろん、ウェブブラウジング、動画鑑賞まで幅広く対応してくれる。
また、PS5やXbox Series Xといった最新のゲーミングコンソールでは、対応するゲームタイトルで120FPSの出力が可能。これにより、なめらかにゲームを楽しむことができる。
なお、リフレッシュレートを165Hzに設定して動作時の消費電力をワットチェッカーで計測したところ、PC起動後10分間放置したアイドル時、ゲームプレイ時は17W。同条件でOSDから輝度をデフォルトの70から100に変更しても18Wとほぼ変化はなかった。
続いて、実際のゲームで有効な機能として使える補正機能のひとつ「ナイトビジョン」の効果を見ていこう。機能は「オフ」と自動で効果を調整してくれる「A.I.」のほか、効果のレベルに応じて「通常」から「最も強い」の5段階が設定できる。右手を伸ばすとすぐに届く位置にある背面のOSDキーから簡単に変更可能なので、プレイするゲームやコンテンツによって設定するといいだろう。
実際に動作させた様子は以下の動画に詳しいが、「エルデンリング」のようなダークファンタジー系タイトルでは特に威力を発揮。見落としがちのアイテムや陰に潜んでいる敵なども認識できるようになる。初めは、ゲームの世界観や雰囲気に影響するかと思ったが、かえって美しいグラフィックスが見えやすくなり、プレイ感覚が格段に向上した感があった。また、「フォートナイト」や「Apex Legend」などバトロワ系でも、室内戦闘など暗めのステージでは有効な機能になるはずだ。