エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1135
2022.05.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
レビューの締めくくりは、組み込み手順を画像で確認する。24.5型の液晶パネルは重量が軽いため取り扱いは容易。とはいえパネルや本体にキズがつかないよう、慎重に組み立てを進めていこう。なお、パッケージ外形寸法は幅825mm、高さ500mm、奥行き165mm、重量は約8kg。手持ちで十分持ち運べるが、キャリーカートがあれば安全だ。
パッケージは茶箱で液晶背面がデザインされている。左下にはRAPID IPS、165Hzなどの製品情報が記載されていた |
液晶本体は画面をキズ付けないようパッケージの上に置いて作業しよう | アームは頑丈で剛性も高い作りだった |
VESA規格(100mm×100mm)に準拠したアームの取り付け部。付属のネジでアームをしっかりと2点固定する。もちろん、サードパーティ製のモニターアームも取り付け可能 |
最後にアームと台座を接続し付属のネジで固定。背面カバーを取り付ければ作業は完了。ここまでで開封から約5分 |
先日、掲載したエルミタ的リサーチ(秋葉原PCパーツ系STAFFに聞きました。「リフレッシュレートはいくつですか?」)。アキバ店員たちの最新液晶ディスプレイ事情をお伝えしたものだが、中でも印象的だったのが、ゲーマー店員の多くが、リフレッシュレートに関わらず、フルHD環境の液晶ディスプレイを使用している点だった。
4KやWQHDのような高解像度モデルは、高精細な映像や広くて見やすい表示が特徴ながら、ゲームの主流は未だにフルHD。人気の「Apex Legends」や「VALORANT」「フォートナイト」などをプレイする際に重要視するのは、リフレッシュレートや応答速度で解像度はフルHDが最適という意見が多かった。
今回レビューした「Optix G251PF」は、まさにそんなゲーマーのための液晶ディスプレイだ。普及帯のサイズである24.5型でフルHD解像度、最大リフレッシュレート165Hzや応答速度1msの高速描画に対応。加えてゲームを快適にプレイするためのG-SYNC Compatibleやナイトビジョンも備えており、その効果は検証結果の通り実際に“使える機能”となっている。
リフレッシュレート165Hzをコンスタントに維持するなら、CPUはRyzen 5やCore i5、グラフィックスカードはGeForce RTX 3060 Tiクラス以上の製品が必要だが、その点「Optix G251PF」の実勢売価は税込35,800円前後と手頃なため、予算をPCのスペックアップに回すことも可能だろう。24.5型のフルHD対応モデルは市場でも非常に多くの製品が乱立しているが、その中でも「Optix G251PF」は抜き出た存在と言える。PCやPS5用にディスプレイを探しているなら、有力候補となる製品の登場だ。
協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社