エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1220
2022.11.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「B650M AORUS ELITE AX」の機能や特徴について把握したところで、ここからは実際にマシンを組み上げてての実動インプレッションをお届けしよう。検証にあたっては、CPUに16コア/32スレッドのフラッグシップ「Ryzen 9 7950X」、CPUクーラーには280mmラジエーターを備えたGIGABYTE「AORUS WATERFORCE X 280」を用意。メモリはAMD EXPO Technologyに対応した6,000MHz動作のCORSAIR「CMT32GX5M2B6000Z30」を組み合わせ、検証環境を構築している。
Ryzen 7000シリーズのフラッグシップモデルである、16コア/32スレッドCPUのRyzen 9 7950Xを搭載。メモリはAMD EXPO Technologyにより6,000MHzで動作している |
Ryzen Masterを確認すると、PPTは230Wに設定されていた |
シングルコアテスト時には、最大で5.7GHzの高クロックで動作していた | マルチコアテストでは、概ね5.1GHz程度で動作していた |
CPUクーラーは280mmラジエーター仕様のオールインワン型水冷「AORUS WATERFORCE X 280」を搭載。ウォーターブロックには、システム情報などを表示できる小型LCDを備えている |
「B650M AORUS ELITE AX」はGIGABYTEのライティング技術「RGB Fusion 2.0」に対応しており、同様の対応デバイスをソフトウェアで一元管理できる |
「B650M AORUS ELITE AX」の制御プログラムは、自作ユーザーにとってお馴染みと言っていい「UEFI BIOS」だ。AMD EXPOなど簡単な設定は簡易モードの「Easy Mode」でカバーできる一方、「Advanced Mode」に切り替えれば詳細なチューニングが行える。
シンプルに一画面で主要機能にアクセスできる簡易モードの「Easy Mode」。各種システム情報の確認のほか、AMD EXPOの設定も用意されている |
ファンコントロール機能の「Smart Fan 6」やUEFI BIOSをアップデートできる「Q-Flash」も「Easy Mode」からアクセスできる |
詳細設定を行う際は、旧来のBIOS風設定が並ぶ「Advanced Mode」に切り替えよう |
「Tweaker」タブには、オーバークロックなどチューニング関連の設定項目が集められている |
CPU倍率は63.75倍まで0.25刻みに設定可能なほか、ベースクロックも調整できる |
当然ながら「Advanced Mode」でもAMD EXPOの設定が可能。さらに「SPD Info」を確認すると、メーカーや型番、各種プロファイルなど詳細なメモリ情報を確認できる | マザーボードやチップセット、拡張スロットなどの設定項目が並ぶ「Settings」タブ。Re-Size BARなどの設定もここに用意されている |