エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1266
2023.03.17 更新
文:編集部/撮影:pepe
「CL-A7G37R」の基本構成やコンセプトを確認したところで、まずはその外観を決定付けるPCケースの詳細から見ていこう。採用されているのは、Fractal Designから昨年発売されたATXミドルタワー「Pop Air RGB Orange Core TG Clear Tint」だ。カラーバリエーションも含めると実に合計20モデル(一部専売モデルあり)におよぶラインナップを揃えることでも話題となった。なお「Pop Air RGB TG」については徹底検証済み。どんなケースかもっと知りたいという方は、是非チェックしてほしい。
冷却ファンがハッキリと確認できる、ハニカムデザインのメッシュフロントパネル。背面のバックパネルI/O部は、ASRock「LiveMixer」シリーズの派手なリアパネルがひときわ目に付く |
ネーミングの“Air”からも想像できる通りエアフロー重視のデザインで、プラスチック製フロントパネルの3分の2はメッシュ仕様。同じくトップパネル部も3分の2を通気孔仕様としており「CL-A7G37R」ではここに120mmアドレサブルRGBファンを2基追加搭載している。
左サイドパネルは内部構成パーツがよく見える強化ガラス製。一方の右サイドパネルは密閉タイプのソリッドパネル仕様となる。ドライブベイは2.5インチシャドウベイx4(2段分付属)、2.5/3.5インチシャドウベイx3(2段分付属)を用意。いずれも標準構成では未使用なため、思う存分HDDを増設する事が可能だ。
ガラスには色は付けられておらずクリアに近い仕様。オレンジカラーのイルミネーションパーツも美しく映える |
冷却ファンはフロント120/140mmx2(Aspect 12 RGBを2基標準装備)、トップ120/140mmx2、リア120mmx1(Aspect 12 RGB標準装備)、拡張スロットは7段で、有効スペースはグラフィックスカードが長さ405mm、電源ユニットが奥行き170mm、CPUクーラーが全高170mmまで。
付属のダストフィルターは着脱可能で掃除も容易。ホコリが貯まりやすい部分のためメンテナンスはマメに行おう |
次にトップパネルフロント右側にあるI/O部を確認してみよう。後方からUSB3.0ポートが2口、マイク、ヘッドホン、RGBコントロールスイッチ(※注)、Powerスイッチが一列に並んでいる。なお最も後方の「TYPE C」は、オプションパーツを後に購入する事で、USB3.1 Gen.2 Type-Cポートが増設できる。
注)「RGBコントロールスイッチ」について、このモデルではRGBの切り替えが「マザーボード制御」に設定されているため、ボタンでの切り替えはできない |
そのほか、本体サイズは幅215mm、奥行き473.5mm、高さ454mm、重量7.2kg。対応フォームファクタはATX、MicroATX、Mini-iTX。採用マザーボードのカラーリングと統一感を持たせるため、PCケースのカスタマイズには対応していない。
フロントパネルの下部にある磁石付きカバーを外すと利用できる「ストレージドロワー」。カッコイイ名前が付いているがいわゆる小物入れ。PC周りの小物を入れておくには便利だ |
ボトムパネル側。四隅には高さ約15mmのインシュレーターを装備。後方電源ユニット搭載スペース付近には、スライド着脱式のダストフィルターが装着されている |