エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1272
2023.04.02 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは、「MEG Ai1300P PCIE5」をシステムに組み込んでの実動テストを進めていこう。検証にあたっては、CPUにTDP170Wの16コア32スレッドモデルRyzen 9 7950X、グラフィックスには水冷・空冷ハイブリッド仕様のGeForce RTX 4090搭載モデルMSI「GeForce RTX 4090 SUPRIM LIQUID X 24G」を組み合わせ、AMDベースのウルトラハイエンド環境を構築している。
CPUはAMDのハイエンドCPU Ryzen 9 7950Xを搭載。メモリはAMD EXPO設定を適用し、6,000MHzで動作させている |
グラフィックスには、OC仕様のGeForce RTX 4090を水冷と空冷のハイブリッドクーラーで冷やす「GeForce RTX 4090 SUPRIM LIQUID X 24G」をチョイス。水冷ラジエーターに加え、カード上の部材を冷却する空冷ファンを備えている |
「GPU-Z」でフルロード時の動作状況をチェック。公称クロックは2,625MHzだが、実際には最大2,775MHzで動作していた |
Power Limitは定格の約110%にあたる最大530Wまで引き上げられていた |
システムの主要な動作に用いられる12Vの変動を確認するため、三和電気計器製のUSBデジタルマルチメータ「PC20」を使用している |
「PC20」の計測データは、取り込みソフトの「PC Link 7」を使用してログを取得している |
「MEG Ai1300P PCIE5」はマザーボードとUSBケーブルで接続することにより、「MSI Center」を通じてリアルタイムのモニタリングが可能な「MSI G.I.(Gaming Intelligence)」を搭載している。「MSI Center」の該当画面では、現在の出力から変換効率、内部温度、各種電圧の動作状況に至るまで、様々なデータを表示。各種データはCSVでログを取得できるほか、シングルレーンとマルチレーンの切り替え、ファン回転制御なども設定可能だ。
電源出力や変換効率をはじめ、「MEG Ai1300P PCIE5」の挙動をリアルタイムでモニタリング可能。7日間の消費電力などもチェックできる |
「リアルタイムダッシュボード」を選択すると、電圧変動を含む各種データをグラフィカルに表示してくれる。データはCSVファイルとして保存可能だ |
左下の「DC出力」項目では、シングルレーン(デフォルト)とマルチレーンを切り替えることができる | コネクタがどのレーンに振り分けられているかもソフトウェア上から確認可能 |
「ファンスピード」項目は標準でセミファンレス対応の「オート」が選択されており、「カスタマイズ」にて回転数を設定することもできる |