エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1288
2023.05.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「A620M PRO RS」の搭載機能や特徴についてチェックを済ませたところで、ここからは実際にシステムを構築しての実動インプレッションに移っていこう。CPUにはゲーミングマシンに最適な特性を備えた、3D V-Cache搭載モデル「Ryzen 7 7800X3D」(8コア/16スレッド/最大5.0GHz/TDP120W)をチョイス。メモリには、AMDのメモリオーバークロック技術であるAMD EXPOに対応した6,000MHz動作のCORSAIR「CMT32GX5M2B6000Z30」を組み合わせている。
CPUはRyzen 7 7800X3Dを搭載。OS上では16基の論理プロセッサが認識されていた |
ゲーミングユースで真価を発揮する3D V-Cache搭載CPU。メモリはAMD EXPOにより6,000MHzで動作している |
Ryzen Masterの設定では、PPT162W、TDC120A、EDC180Aになっていた |
マルチスレッド処理時は、全コア4.8GHz前後で動作している | シングルスレッド処理時のクロックは最大5GHz程度まで上昇していた |
「A620M PRO RS」には、制御プログラムとしてASRockマザーボードお馴染みの「インタラクティブUEFI」が搭載されている。ただしCPUオーバークロックに対応しないAMD A620チップ搭載モデルとあって、チューニング関連の項目は限定的だ。また、すべての設定にアクセスできる「Advanced Mode」に加えて、シンプルな簡易モードの「Easy Mode」も備えている。
分かりやすく機能ごとのタブで分類された「インタラクティブUEFI」。Ryzen 7000X3DシリーズのCPUを組み合わせる場合は、新しいバージョンへのアップデートを済ませておこう |
チューニング項目が揃う「OC Tweaker」タブ。OC向けの設定は限定的だが、AMD EXPOによるメモリの自動オーバークロックもここで設定する |
「Advanced」タブに格納されている「Resizable BAR」機能は、初期設定で有効化されていた | ASRockの独自機能がまとめられた「Tool」タブ。BIOSアップデート機能の「Instant Flash」もこの画面から利用できる |
システム情報やファンの動作などを設定できる「H/W Monitor」タブ。負荷に応じた細かい設定が可能なファンコン機能「FAN-Tastic Tuning」も備えている |