エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1400
2024.03.05 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
「G-GEAR GE9J-M242/ZBH」の内部をくまなく観察、その構成を理解したところで、ここからは各種ベンチマークテストやゲームプレイによるパフォーマンス検証に移ろう。一旦スペックをおさらいしておくと、CPUは20コア/28スレッドのCore i7-14700K、メモリはDDR5-5600 32GB、グラフィックスカードはGeForce RTX 4070 Tiが組み込まれていた。
CPUは合計28スレッドおよび最大5.6GHzで動作するCore i7-14700Kを搭載。メモリは5,600MHzの32GBが認識されている |
組み込まれているグラフィックスカードは、GeForce RTX 4070 Tiを搭載するGIGABYTE「GV-N407TWF3OC-12GD」。公称クロックは2,625MHzだが、高負荷時には最大2,835MHzまでクロックが上昇していた |
まずはレンダリング系ベンチマークの定番である「CINEBENCH」系のテストを実行。CPUの純粋なパフォーマンスをチェックしてみよう。テストラインナップは「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R23」という従来のテストに加えて、最新の「Cinebench 2024」でも計測を行っている。
360mmラジエーター搭載のオールインワン型水冷ユニットを使用していたCPU詳細レビュー時に比べても、マルチコアテストで2~5%落ちと健闘。最新CPUをより正確に評価できるとされる「Cinebench 2024」では最小の2%落ちに留まっており、240mmラジエーター水冷を備えた環境でも同等のパフォーマンスを発揮している。
さらにシングルコアテストのスコアは同等以上であり、シングルスレッド性能が物を言うゲーミングシーンにおける活躍が期待できる。搭載するCore i7-14700Kの性能は十分に引き出せているようだ。