「PZR-79X3D47TiS」のパフォーマンスを各種ベンチマークで検証

「新界」シリーズ特有の設計や構成パーツたちのチェックを済ませたところで、ここからはいよいよ各種ベンチマークテストやゲームプレイによるパフォーマンス検証に移っていこう。なお、あらためて「PZR-79X3D47TiS」のスペックをおさらいしておくと、CPUはRyzen 9 7900X3D、メモリはDDR5-4800 32GB、グラフィックスカードはGeForce RTX 4070 Ti SUPERが組み込まれていた。

CPUは3D V-Cacheを採用する12コア/24スレッドのRyzen 9 7900X3Dを搭載。メモリは4,800MHz動作の32GBが認識されている

組み込まれているグラフィックスカードは、GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載モデル。公称クロックは2,640MHzだが、ベンチマーク中は最大2,895MHzまでクロックが上昇していた

ベンチマークテスト：CINEBENCH

まずはレンダリング系ベンチマークの「CINEBENCH」系テストを動作させ、CPUの純粋なパフォーマンスをチェックしていこう。テストラインナップは「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」といった従来型テストに加え、最新の「Cinebench 2024」でも計測。Ryzen 9 7900X3Dを搭載する「PZR-79X3D47TiS」の実力を検証する。

同じ3D V-Cacheを採用する“ゲーミングCPU”の上位モデルRyzen 9 7950X3Dの詳細検証時と比べて、マルチコアテストは76％ほど。想定されているスコア差通りの結果で、240mmラジエーター水冷ユニットの「ST-AIO240_PLUS WH」は、十分にRyzen 9 7900X3Dの性能を引き出せているようだ。

そしてシングルコアテストの方は上位モデル同等。主にシングルスレッド性能が重視されるゲームシーンにおいて、高いパフォーマンスが期待できる。