エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1417
2024.05.02 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
「Lepton Hydro WSX670A」の構成パーツや組み込み状態を把握したところで、ここからは実際に電源を投入しての動作検証に移っていこう。評価機のスペックは、CPUが16コア/32スレッドのRyzen 9 7950X、メモリはDDR5-4800 64GB、グラフィックスカードはGeForce RTX 4080 SUPERという、標準そのままのバニラな構成だ。
ちなみに今回はワークステーション用途のマシンということで、パフォーマンスの検証に加えて長時間駆動を想定した負荷テストも合わせて行っている。
CPUは16コア/32スレッドのハイエンドモデルRyzen 9 7950Xを搭載。メモリはDDR5-4800動作の64GBが認識されている |
シングルスレッド動作時は最大5.5GHz前後、マルチスレッド動作時には5.0~5.2GHz程度で動作していた |
グラフィックスカードは水冷仕様にカスタマイズされたGeForce RTX 4080 SUPERを搭載。公称クロックは最大2,550MHzのところ、フルロード時は最大2,820MHzまでクロックが上昇していた |
ストレージはPCI Express 4.0(x4)に対応するCrucial「CT1000T500SSD8」を搭載。ほぼ公称スペック通りのパフォーマンスが出ており、冷却も問題なく機能しているようだ |
まずは3Dレンダリングベンチマークの「CINEBENCH」シリーズを動作させ、純粋なCPUのパフォーマンスをチェックしていこう。テストラインナップは「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」「Cinebench 2024」という、従来型から最新テストまでを含む4種を実行した。
さすがは32スレッド動作に対応するハイエンドCPUとあって、圧巻のマルチコア性能を発揮。シングルスレッド性能も現行最高峰のスコアであり、多彩な用途での活躍が期待できる。360mmラジエーター水冷ユニットを使用した単体検証時のスコアとも遜色なく、十分にRyzen 9 7950Xを冷却しつつそのパフォーマンスを引き出せているようだ。