エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1474
2024.11.15 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、「X Silent Edge Platinum 850」の“実戦”における信頼性を確かめるため、各種ストレステストを用いての実動チェックを進めていく。CPUにはAMDのコンシューマ向け最新フラッグシップモデルである16コア/32スレッドのRyzen 9 9950X、グラフィックスカードはNVIDIA「GeForce RTX 4080 SUPER Founders Edition」を用意。ASRockのフラッグシップマザーボード「X870E Taichi」を組み合わせ、ハイエンド構成のマシンを構築した。
なお検証に際しては、システムの主要パーツに用いられる+12Vの電圧変動にフォーカス。電源コネクタとCPU補助電源コネクタ、12V-2×6コネクタの3ヶ所を直接マルチメーターで計測し、完全ファンレスで問題なく動作するのか挙動を見ていこう。
Zen 5アーキテクチャを採用するAMDの最新フラッグシップ「Ryzen 9 9950X」を搭載。メモリはAMD EXPO設定により6,000MHzで動作させている |
グラフィックスカードはNVIDIAのハイエンドGPUである「GeForce RTX 4080 SUPER Founders Edition」を組み込んだ |
「GeForce RTX 4080 SUPER Founders Edition」の挙動をGPU-Zでチェック。公称クロックは最大2,550MHzのところ、フルロード時は最大2,760MHzまで上昇していた |
Power Limitは定格比110.9%の最大355Wに設定されていた |
マザーボードは以前に詳細検証をお届けした、ASRockのAMDフラッグシップモデル「X870E Taichi」を使用している |
USB接続の三和電気計器製デジタルマルチメータ「PC20」を使用し、各部位の電圧を計測した |
データ取り込みソフト「PC Link 7」で「PC20」の計測データを取得している |
「X Silent Edge Platinum 850」はマザーボードとUSBで接続することで、「MasterCTRL」ソフトウェアによるモニタリングが可能だ |
消費電力や変換効率、各種電圧などのデータを常時監視できる |
各種システム情報を取得し、グラフにして分かりやすく表示してくれる |