エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1510
2025.02.23 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
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アプライド「Katamen-434914」 基本構成売価税込159,800円(2025年2月現在) 製品情報(アプライドネット) |
福岡・博多区の自社工場で生産されている、アプライドによる“Made in HAKATA”のゲーミングPCがやってきた。フラッグシップの「KONAOTOSHI」、ハイエンドの「HARIGANE」、ミドルレンジの「BARIKATA」、エントリークラスの「KATAMEN」という4つのユニークなネーミングのセグメントに分けられており、これらは博多ラーメンの麺の硬さに由来するものだ。
今回取り上げるのは、最も手頃な「KATAMEN」シリーズに属する「Katamen-434914」。コストパフォーマンスを重視するゲーマーが手に取るであろうシリーズにあって、いま一際売れている注目モデルだという。
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最新タイトルも遊べる実力がありつつ格安、コスパ優秀な売れ筋ゲーミングマシンの「Katamen-434914」を検証していく |
まずは簡単に基本構成における主要スペックを見ていこう。CPUは20コア/28スレッドのCore i7-14700F、グラフィックスカードはGeForce RTX 4060を搭載。いわゆるPS5 Pro相当のスペックであり、今月末の発売が待たれるハンターアクションの最新作「モンスターハンターワイルズ」も問題なくプレイできるであろうパフォーマンスを備えている。
驚くべきはその価格で、BTOカスタマイズのベースになる基本構成売価は、なんと税込159,800円。一般的に同等スペックのゲーミングPCを組もうと思えば、そもそも20万円を切るだけでも難しい。なんとも凄まじいコストパフォーマンスの高さ、“モンハン需要”で注目を浴びる理由も分かろうというものだ。
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大量仕入れのパーツを決め打ちで採用、あえてカスタマイズの幅を絞ることでコストを引き下げている |
ちなみにその理由の一つになっているのは、カスタマイズメニューを限定した決め打ち構成になっているところ。アプライドが厳選し大量に確保した主要パーツを骨子にすることで、ハイレベルなコストカットを可能にしているというわけだ。
続いてはアプライドの販売ページを参照しつつ、驚異のコストパフォーマンスを誇る「Katamen-434914」のパーツ構成をもう少し詳しく把握しておこう。
CPUは前述の通りCore i7-14700Fで、冷却にはJONSBOのサイドフロー型CPUクーラー「CR-1000E White」を採用。グラフィックスカードはGeForce RTX 4060の同社指定モデルが組み込まれる。
マザーボードはミドルレンジのMicroATXモデルASRock「B760M Pro RS/D4」で、メモリはDDR4-3200対応のKingston「CBD32D4U2S8MF16」(16GB×1)、ストレージはPCI Express 4.0(x4)対応のSolidigm「P41 Plus」シリーズ1TBモデルを内蔵。電源ユニットは80PLUS GOLD認証の750Wモデル、PCケースはSegotep「LUX S WHITE」がチョイスされている。OSはWindows 11 Home 64bitだ。
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第14世代Coreプロセッサ+DDR4メモリ環境というコスト意識を感じる構成をベースにしつつ、最新タイトルもプレイ可能なグラフィックスカードを組み合わせるという、ツボをしっかり押さえたパーツラインナップ。しかも昨今トレンドになっているホワイトカラーを基調としたデザインを採用、ARGBファンの搭載でゲーミングモデルらしいイルミネーションも楽しめるという欲張り仕様だ。
手頃な価格設定と相まって、初めてゲーミングPCを購入するエントリーゲーマーにもちょうどいいモデルと言える。
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