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 Home > エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.24 Cooler Master「風神スリム」検証
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「風神スリム」の付属品と取り付け方法

 ここで「風神スリム」の付属品全てをチェックしておこう。CPUクーラーの固定方法は、メーカーのカラーが色濃く出る部分。共通部品を使う事でコストを抑える事ができるだけでなく、設計の手間も省けるワケだ。
 「風神スリム」の部品構成は比較的シンプルで、Intel系/AMD系問わず、いずれもバックプレートによるネジ留め式が採用されている。ちなみにCooler Masterの普及価格帯CPUクーラーでは、Intel系の場合リテールクーラー同様に、プッシュピン式が採用されている。しかし「風神スリム」はそのナローボディにベース部よりも大きな120mmファンが覆い被さるため、プッシュピンを押すストロークが確保できない。そのため約289gの軽量でありながら、ネジ留めにするしかなかったようだ。

風神スリム 風神スリム
同梱マニュアルは日本語と英語表記。図説がやや小さい点は要改善といったところか
付属品一式はジッパー袋に収められている
風神スリム 風神スリム
無数の穴が物語るIntel系/AMD系共通のバックプレート。プレート表面と“脚”部分にはそれぞれ絶縁シートが貼り付けられている。Intel系とAMD系ではプレートの表裏が逆になる珍しい仕様。ちなみにプレート表面がマザーボードに接触するのがAMD(画像左)、脚部分がマザーボードに接触するのがIntel(画像右)となる
風神スリム 風神スリム
Intel Retention plateは、LGA1366、1156、1155、775用
AMD Retention plate(1)は、Soket FM1、AM3+、AM3、AM2+、AM2用
風神スリム 風神スリム
AMD Retention plate(2)は、AMD系Socket使用時に“部品などと干渉する場合”の代替えとマニュアルには記載されている
Cooler MasterのCPUクーラーによく同梱されているタイプのグリス。粘性はほどよく扱い易い
風神スリム 風神スリム
ゴムパッドの片面は粘着性。AMD系装着時にマザーボードのネジ穴部に貼り付けて使用する
Intel系とAMD系共通のネジはRetention plateを受熱ベース部に固定するために使用
風神スリム 風神スリム
Nut setter(左)とNut(右)。マザーボードに固定するためのネジ(ナット)で、プラスドライバーを使って締め付けることができる


■取り付け方法チェック (Intel LGA1155の場合)

 次に行う冷却テストに向け、ここからはIntel LGA1155マザーボードへの固定方法を順に紹介しておきたい。「風神スリム」のリテンションプレート(脚)部分にはすでにネジが埋め込まれているため、作業工程が簡素化されている。マザーボードへ実際に取り付けてみたところ、さすがにプッシュピンのような手軽さは無いものの、難易度は低く、作業時間も5分程度で完了してしまった。

風神スリム 風神スリム
LGA1366、1156、1155、775共通リテンションプレート部のネジはバネによるスライド可動式。ソケットにより異なるピッチをツールフリーで調整可能。ユーザー側に立ったかなり親切なギミックだ
リテンションプレートを受熱ベース部にネジ固定。バインドタイプのヘッドは、受熱ベースの穴にスッポリ収まるように設計されている
風神スリム
これで仕込みは完了。ちなみに今回は120mmファンを外して作業しているが、実際に取り付ける場合は取り外す必要はない
風神スリム 風神スリム
ネジ穴に合わせ、マザーボードを裏返し、バックプレートを載せてみる
「風神匠」世代から使われているNut Setter(ナットをプラスドライバーで締め付ける事ができるソケット)を使い、セオリー通り対角線順で固定していく
風神スリム
完成。ここまで僅か5分程度。使用するソケットタイプに合わせて部品選定を事前にしておけば、容易に組み込むことができる



メモリスロットとの干渉は致し方なし

 マザーボードへの装着は難なくクリアしたが、ロープロファイル設計の「風神スリム」ならではの不都合もある。それはメモリスロットとの物理的干渉だ。
 トップフロータイプで120mm口径ファンを採用する「風神スリム」は、今回テストで使用するASUSTeK「P8P67 DELUXE REV3.0」のメモリスロット1本分まで覆い被さるようになる。「一点突破」の検証機材であるCORSAIR「CMZ8GX3M4X1600C9」は、“VENGEANCEヒートスプレッダ”が装着されており、その高さは52mm。もっともCPUソケットに近いスロットには明らかにその搭載スペースはなく、次のスロットにはかろうじて装着できるものの、ファン固定用ワイヤークリップの張り出しと干渉してしまい、常にテンションが掛かりっぱなしになってしまった。
 そこで以前テストで使用していたヒートスプレッダが低いOCZ「OCZ3P1333LV4GK」を装着したところ、問題無く全てのスロットが使用できた。
 そもそも省スペース用に設計された「風神スリム」だけに、大型ヒートスプレッダ付きメモリをチョイスすること自体にそもそも無理があると言うべきだろう。

風神スリム
「一点突破」検証機材、CORSAIR「CMZ8GX3M4X1600C9」は高さ52mm。ファン固定用ワイヤーが“VENGEANCEヒートスプレッダ”を押してしまい、メモリが明らかに曲がっている事が分かる
風神スリム
OCZ「OCZ3P1333LV4GK」なら全てのメモリスロットが使用できる。省スペース用CPUクーラーを使用する場合、チョイスする構成部品との物理的干渉には注意が必要だ

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風神スリム
素材
アルミニウム
外形寸法
W137×D122×H59mm
重量
約289g
ファン回転数

500〜1,600rpm±10%(PWM制御)
ファン風量
17.4〜58.4CFM±10%
ファン静圧
0.18〜1.76mmH2O±10%
ファン騒音値
8〜30dBA±10%
ベアリングタイプ
長寿命スリーブベアリング
コネクタ
4pin
動作寿命
40,000時間
ファン寸法
120×120×15mm
ヒートパイプ
4本(ダイレクトコンタクトタイプ)
対応ソケット
Intel LGA1366/1156/1155/775
AMD Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2
発売日
2012年1月13日
製品情報
http://www.coolermaster.co.jp/product
.php?product_id=6734&category_id=3566

市場想定売価
税込4,000円前後
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