起動時間を計測したアプリケーションは「Word 2007」「Excel 2007」「PowerPoint 2007」「Internet Explorer8」「Windows Live Writer 2009」「iTune10」「Acrobat X」。いずれもOSを起動した後、初めてアプリケーションを起動した時の起動時間をストップウォッチにて5回ずつ計測し、最大と最小の結果を破棄した3回の平均をとって結果とした。
「ThinkPad X40」の場合、ハードディスクが低速ということもあり、いずれのアプリケーションでも大幅に起動時間が短縮された。特に、Windows Live Write 2009やiTune10といったハードディスクからの起動時間が長いソフトではその傾向が顕著で、Windows Live Write2009ではハードディスクの起動に比べて実に7割も高速化されている。実際にテストしていても、明らかに起動速度の違いを体感できる結果となった。
測定方法は「ThinkPad X40」と同様だが、メインマシンということで計測アプリケーションに「Adobe Illustrator CS5」と「Adobe Photoshop CS5」を追加、さらにWindows Live Writerのバージョンは最新の2011とした。USBメモリのキャッシュ設定は「ThinkPad X40」と同様、システムメモリは「4096MB」を割り当てると有効にならなかったため、「4095MB」を割り当てて測定を行なっている。
システムメモリのデバイス設定。キャッシュサイズは4095MBとした
|ハードディスクを起動ドライブとした場合
キャッシュデバイスとしてUSBメモリを割り当てた場合、Office系のソフトやAcrobat等、元々の起動が速いソフトでは1割前後と効果は控え目だ。一方、Windows Live Writer 2011、Illustrator CS5、Photoshop CS5のような起動に時間がかかっていたソフトでは2割〜4割と比較的効果が高いことがわかる。
次に、メインメモリをキャッシュデバイスとして割り当てた場合だが、こちらは最低でも4割以上、もっとも効果の高いWindows Live Writer 2011では8割以上と大幅に高速化されている。