エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.118 仮想ドライブ機能を搭載した変わり種ドライブケース「ZM-VE300」を試す

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｜ベンチマークで「ZM-VE300」の性能をチェック

　次に「ZM-VE300」の性能をチェックしていくことにしよう。今回はUSB3.0コントローラによる違いを確認するため、GIGABYTE「GA-Z68XP-UD3R」のEtronTech「Etron EJ168」、玄人志向「USB3.0N4-PCIe」のルネサスエレクトロニクス「μPD720200」、GIGABYTE「GA-A75-UD4H」の内蔵コントローラ3種類を用意。さらに、GIGABYTE「GA-Z68XP-UD3R」のUSB2.0ポートでもベンチマークを計測している。
　また、ドライブにはオーバースペックとも感じるが、ボトルネックとならないようSandForce SF-2281を搭載したPatriot「Pyro SE」120GBモデル「PPSE120GS25SSDR」を用意した。
　ベンチマークには「CrystalDiskMark 3.0.1b」を使用し、データサイズは1000MBにておこなった。テスト構成は以下の通り。

GA-Z68XP-UD3R テスト機材構成
CPU	Intel Core i7-2600K （SandyBridge/LGA1155/3.40GHz/TDP95W）
マザーボード	GIGABYTE「GA-Z68XP-UD3R」（Intel Z68 Express/ATX）
メモリ	CORSAIR「CMX4GX3M2A1600C9」（2GB×2）（PC3-12800/DDR3-1600MHz/CL=9）
システムHDD	Seagate「ST3500418AS」（SATA2 500GB）
光学ドライブ	PLEXTOR「PX-755A」
電源ユニット	CORSAIR「CMPSU-750HX」（750W/80PLUS SILVER）
OS	Windows 7 Ultimate SP1 64bit版
GA-A75-UD4H テスト機材構成
CPU	AMD「A8-3870K」（LIano/3.0GHz/TDP100W）
マザーボード	GIGABYTE「GA-A75-UD4H」（AMD A75/ATX）
メモリ	CORSAIR「CMX4GX3M2A1600C9」（2GB×2）（PC3-12800/DDR3-1600MHz/CL=9）
システムHDD	Seagate「ST3500418AS」（SATA2 500GB）
光学ドライブ	PLEXTOR「PX-755A」
電源ユニット	CORSAIR「CMPSU-750HX」（750W/80PLUS SILVER）
OS	Windows 7 Ultimate SP1 64bit版

「Z68XP-UD3R」のランダムデータ

「Z68XP-UD3R」の0Fillデータ

「USB3.0N4-PCIe」のランダムデータ

「USB3.0N4-PCIe」の0Fillデータ

「GA-A75-UD4H」のランダムデータ

「GA-A75-UD4H」の0Fillデータ

「USB2.0ポート」のランダムデータ

「USB2.0ポート」の0Fillデータ

　ベンチマークの結果を確認すると、USB3.0コントローラによって転送速度に比較的大きな違いが出た。特に「AMD A75」のスコアはやや振るわず、最も高速な「Etron EJ168」より読込、書込とも約30MB/sec遅い。とはいっても、読込で約160MB/sec、書込で約175MB/secを計測しており、SATA2.0までならHDDだけでなく、SSDでも十分に対応できるスピードだ。買い替えでSSDが余っているなら「ZM-VE300」を使って外付けドライブにするといいだろう。
　一方、USB2.0接続の場合は読込35MB/sec前後、書込30MB/sec前後まで転送速度が落ちてしまう。また、ランダムアクセスも大幅に低下することから、スピード重視ならUSB3.0ポートをぜひ利用したい。

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