「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」番外編
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エルミタ的一点突破 SSD編 Vol.4 PLEXTOR 「PX-M3/PX-M3P」シリーズ検証
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レギュレーションとテスト機材構成
画像でのチェックが終わったところで、ここからは実際にSSDを動作させて性能を確認していきたい。ベンチマークソフトはこれまでと同様、
「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」
、
「CrystalDiskMark 3.0.1b」
、
「HD Tune Pro 4.60」
、そして
「ATTO Disk Benchmark 2.46」
の計4種類を用意。テスト方法はOS、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用のHDDを別途用意し、SSD自体にはデータを入れない状態でテストを行っている。また余分な負荷が掛からないように、ネットワークケーブルは接続しない状態で行った。ちなみに、テスト構成はこれまでと同様Intel「Z68 Express」の環境を使用している。
テスト機材構成
CPU
Intel Core i7-2600K
(SandyBridge/LGA1155/3.40GHz/TDP95W)
マザーボード
GIGABYTE「GA-Z68XP-UD3R-B3」(Intel Z68 Express)
システムHDD
Seagate「ST3500418AS」(SATA2 500GB)
メモリ
CORSAIR「CMX4GX3M2A1600C9」
4GB(2GB×2)PC-12800
光学ドライブ
PLEXTOR「PX-755A」
電源ユニット
CORSAIR「CMPSU-750HX」(750W/80PLUS SILVER)
OS
Windows 7 Ultimate SP1 64bit
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PX-M3シリーズ「PX-256M3」のベンチマークテスト
まず「PX-256M3」の性能を確認していくことにしよう。シーケンシャルが読込510MB/sec、書込360MB/sec。ランダムアクセスが読込70,000 IOPS、書込65,000 IOPSとかなり高い公称スペックだが、額面通りのパフォーマンスをしっかりと発揮してくれるのだろうか。
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「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」ベンチマークテスト
【AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354】
「AS SSD Benchmark 1.6.4067.64354」を使って、データの圧縮率によるスコアがどのように変化するのかを確認。全域において読込は約480MB/sec、書込は約350MB/secで安定しておりフラットなグラフとなった。特にリードに関してはほとんどブレがなく、圧縮率に関係なく安定した転送ができていることがわかる。
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「CrystalDiskMark 3.0.1b」ベンチマークテスト
次に「CrystalDiskMark 3.0.1b」のスコアをチェックする。今回は「AS SSD Benchmark 1.6.4067.64354」の結果から、データの圧縮率による影響がないことが確認できているため、ランダムデータのみ計測を行なっている。
【ランダム 100MB】
【ランダム 1000MB】
【ランダム 4000MB】
シーケンシャルアクセスについては読込が約475MB/sec、書込が約370MB/secを計測。読込については公称値より約30MB/sec低いが、書込についてはいずれのデータサイズでも公称値を超えるスコアを計測している。さらに、データサイズによるスコアのブレがほとんどないのも特徴といえるだろう。
ランダムアクセスは、4Kで読込が約30MB/sec、書込が約75MB/sec。4K QD32では読込が約290MB/sec、書込が約260MB/secを計測。ちなみに4K QD32の結果をIOPS換算すると読込が約72,000 IOPS、書込が約63,000 IOPSで公称値にかなり近いスコアとなった。
※補足
今回のテストでは、「PX-256M3」のファームウェアが「1.00」で計測を行っています。現在は最新の「1.01」が公開され、読込速度は改善されている(リンクスインターナショナル)とのこと。実際に使用する場合はアップデートを行った上で、より高いパフォーマンスを体感してほしい。
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「HD Tune Pro 4.60」ベンチマークテスト
【Benchmark Read】
【Benchmark Write】
【File Benchmark】
【Random Access Read】
【Random Access Write】
次に「HD Tune Pro 4.60」の結果を確認していこう。BenchmarkについてはReadが約390MB/sec、Writeが約300MB/secでほぼ安定している。特にReadについては、ほぼフラットなグラフとなっており、全容量域で安定した転送が行えていることがわかる。
また、Random Accessについては、Readで最大21,000 IOPS、Writeでは最大17,000 IOPSを計測しており、ReadについてはSandForceコントローラー搭載製品を上回る性能となった。
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「ATTO Disk Benchmark 2.46」ベンチマークテスト
【ATTO Disk Benchmark 2.46】
最後に「ATTO Disk BenchMark 2.46」の結果を確認しておこう。こちらは読込が最大508MB/secでほぼ公称値通り。書込は最大369MB/secで公称値を超えるスコアを計測した。
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PX-256M3(256GB)
市場想定売価税込39,800円前後
製品情報(株式会社リンクスインターナショナル)
「PX-M3P」シリーズ
PX-256M3P(256GB)
近日発売予定
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