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|PX-M3Pシリーズ「PX-256M3P」のベンチマークテスト
次に「PX-256M3P」の性能について確認していこう。こちらの公称スペックはシーケンシャル読込540MB/sec、書込420MB/sec。ランダムアクセスが読込75,000 IOPS、書込68,000 IOPSとなっている。特にシーケンシャルの書込は60MB/secと大幅に向上しているが、実際のベンチマークでも同様の違いがでてくるのか気になるところだ。
|「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」ベンチマークテスト
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【AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354】 |
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「PX-256M3」と同じコントローラーを搭載しているため、圧縮率によるスコアの違いが出ることは考えにくいが、一応確認のために「AS SSD Benchmark 1.6.4067.64354」を使って計測を行うことにした。
読込は約490MB/sec、書込は約410MB/secでフラットなグラフとなっており、こちらも圧縮率の影響を受けていないことがわかる。
|「CrystalDiskMark 3.0.1b」ベンチマークテスト
次に「CrystalDiskMark 3.0.1b」のスコアを確認していくことにしよう。こちらもテストデータについては「デフォルト(ランダム)」のみで計測を行なっている。
シーケンシャルアクセスについては読込が約510MB/sec、書込が約420MB/secを計測。読込については公称値よりやや低いものの、書込については公称値を超える性能を実現している。
次にランダムアクセスだが、4Kで読込が約30MB/sec、書込が約75MB/sec。4K QD32では読込が約300MB/sec、書込で約250MB/secを計測しており、特に読込については非常に高速だ。ちなみに4K QD32の結果をIOPS換算すると読込が約76,000 IOPS、書込が約62,000 IOPSということで、こちらもかなり公称値に近いスコアとなっている。
|「HD Tune Pro 4.60」ベンチマークテスト
次に「HD Tune Pro 4.60」の結果を確認してみよう。BenchmarkについてはReadが約350MB/sec、Writeが約300MB/sec前後で安定したグラフとなっている。
また、Random Accessについては、Readが最大22,000 IOPS、Writeが最大19,000 IOPSを計測。特にRead性能については、これまでチェックしてきたSSDの中でも最速クラスの結果となった。
|「ATTO Disk Benchmark 2.46」ベンチマークテスト
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【ATTO Disk Benchmark 2.46】 |
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最後に「ATTO Disk BenchMark 2.46」の結果も確認しておこう。こちらは読込が最大532MB/sec、書込が最大441MB/secと読込/書込ともほぼ公称値通りのスコアとなった。
|24nmプロセスMLC NANDフラッシュ搭載でも、変わらず安定した転送速度を実現。安心して購入できるPLEXTORブランドのSSD
ここまで「PX-256M3」と「PX-256M3P」をチェックしてきたが、両モデルともほぼ公称値通りのスコアを計測しており、転送速度については24nmプロセスのMLC NANDフラッシュへの変更を意識する必要はなさそうだ。また、「CrystalDiskMark 3.0.1.b」や「HD Tune Pro 4.60」のBenchmarkの結果を見ると分かる通り、データのサイズや領域にかかわらずパフォーマンスも安定している。ファームウェアの開発力に自信を持っているPLDS社だが、24nmプロセスのMLC NANDフラッシュについても、しっかりと最適化を施してきたということだろう。
特に「PX-256M3P」については、シーケンシャル書込も大幅に高速化されたことで、ランダムデータだけでなく、圧縮率の高いデータでもSandForce「SF-2281」搭載製品とほぼ遜色ない性能を実現している。性能と安定性の両方を兼ね備えたSSDとして安心しておすすめできる製品だ。今月中旬の発売開始を楽しみに待ちたい。 |
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協力:株式会社リンクスインターナショナル
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