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|ARCTICらしい作りの「Accelero S1 PLUS」
ここからは本体の構造を詳しく見ていこう。「Accelero S1 PLUS」は、外形寸法L230×W135×H42mm、重量410gの大型ファンレスVGAクーラー。0.4mm厚の鋭利な放熱フィンは32枚で構成され、銅製受熱ベースからは4本のφ6mmヒートパイプがヒートシンク部に伸び、GPUからの熱を放熱フィンへ移動させる設計がなされている。
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ARCTICがこれまで市場に投入したVGAクーラーの工作精度は、このモデルにも綿々と受け継がれている。0.4mm厚と薄いアルミニウム放熱フィンは32枚構成。重量も410gと大型サイズながら軽量化に成功している |
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GPUと接触する受熱ベース部は銅製。ここからφ6mmヒートパイプ4本が、放熱フィンに伸びる |
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本体を斜めから見ると、その薄さがよく分かる。ただし受熱ベース部分の張り出しがプラスされる事で、グラフィックスカードに装着するといわゆる“2.5スロット”を占有する事になる。よって「Accelero S1 PLUS」はシングル構成のグラフィックスカード向けと言うワケだ |
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言うなればこちらが表面。こうしてみると窓枠+鉄格子に見えなくもない |
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Accelero S1 PLUS Technical data |
ヒートパイプ |
φ6mm×4 |
ヒートシンク素材 |
アルミニウムフィン×32枚/厚み0.4mm |
外形寸法 |
L230×W135×H42mm |
重量 |
410g |
製品保証 |
1年間(国内保証) |
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|「S1 PLUS Turbo Module」により、アクティブVGAクーラーに
パッシブタイプのVGAクーラー「Accelero S1 PLUS」にはオプションで“アクティブ化”できる「S1 PLUS Turbo Module」が用意されている。120mm口径のホワイトインペラは38.5mm厚で、コネクタは3pin仕様。これに同梱の4pinペリフェラル変換ケーブルを介して給電させるワケだが、2口用意されたコネクタは7Vと12V駆動が任意選択可能。前者は620rpm、後者は1000rpmで動作し、組み合わせるGPUの発熱量によって使い分ける事ができる。
「Accelero S1 PLUS」本体にはゴムブッシュにより固定式が採用されており、回転振動をクーラー本体に伝えない配慮がなされている。なお製品には「MX-4」サーマルコンパウンド(内容量0.5g)が同梱される。
そもそも「Accelero S1 PLUS」はファンレスが最大の魅力だけに、できれば追加ファンモジュールの使用は回避したい。搭載するPCケース内部のエアフロー状態によって冷却性能が左右されるはずなので、GPUの温度をモニタし、心許ないと判断した場合のみお世話になるというスタンスでよいだろう。ただし「Accelero S1 PLUS」の対応表によると「S1 PLUS Turbo Module」使用必須とされるGPUが明記されているため、該当する場合は素直に従った方が無難だ。 |
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