次にCPU単体の性能とOPEN GL性能を確認するために「CINEBENCH 11.5」のスコアを確認していこう。まずCPUの性能だが、こちらは定格動作の「Athlon II×2 240e」との比較で3〜4割程度、1.6GHz動作の場合でも6〜7割程度ということで大きく水をあけられた。一方、OpenGLの性能を確認すると「Fusion E-350」のスコアは「AMD 880G」の約1.8倍で、「Radeon HD 6310」の性能の高さが伺える結果となった。
CHINEBENCH 11.5 Open GL (pts)
CHINEBENCH 11.5 (pts)
|3D MarkVantage 1.0.2
次に、定番3Dベンチマークソフト「3D Mark Vantage 1.0.2」を使ってDirect X10のパフォーマンスを確認してみよう。ちなみに今回はオンボードグラフィック同士の比較ということで、プリセットはPerformanceとEntryにて測定を行った。
まずEntryの結果を確認すると、CPUスコアは定格動作の「Athlon II×2 240e」の4割程度。一方でGPUスコアは「AMD 880G」との比較で約1.9倍と大きく上回った。総合性能でも3割ほど高いスコアで、CPU性能の低さをGPU性能でカバーしている形だ。
次にPerformanceの結果を確認すると、GPUスコアは「AMD 880G」との比較で約2.1倍、総合スコアでも約2倍とさらに差が広がった。「Radeon HD 4250」はシェーダプロセッサが40基なのに対して、「Radeon HD 6310」では倍の80基となっているが、その効果がしっかりと結果に現れている。
3D Mark Vantage 1.0.2 Entry
3D Mark Vantage 1.0.2 Performance
|3DMark 06 1.2.0
次に「3DMark06 1.2.0」を使ってDirectX 9のパフォーマンスを確認してみよう。グラフィック関係のSM 2.0 Score、HDR/SM3.0 Scoreは「AMD 880G」を上回っているもののいずれも2割程度と「3D Mark Vantage 1.0.2」と比べるとその差は小さくなっている。