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|オーバークロック動作をチェック
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「3D BIOS」のオーバークロック設定画面。CPUクロック以外にも、BCLK周波数、PCI-Express周波数、メモリ倍率などが設定できる |
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テストで使用したIntel「Core i7-3930K」は、“Kシリーズ”であることから、倍率変更によるオーバークロックが可能。さらに「GA-X79-UD5」の「3D BIOS」には、豊富なオーバークロック設定が用意されているため、ここで簡単なオーバークロックに挑戦してみることにした。
今回は、コア電圧は「Auto」のまま、切り良く倍率40倍の4.0GHzまで動作を確認してみたが、OSの起動、「CINEBENCH R11.5」の動作とも問題がなかった。
次に、オーバークロックの効果を確認するために、「CINEBENCH R11.5」を使い、スコアを測定してみる。
マルチコアのスコアを確認すると「Core i7-3930K」は、定格動作でも10ptsを超えており、コンシューマー向けCPUとしては非常に高い性能であることがわかる。さらに、オーバークロックによって順調にスコアを伸ばしており、4.0GHzでは定格動作時と比較して約11%スコアが向上している。
一方、シングルコアでは、定格動作時に「TurboBoost」機能によって最大3.8GHzまでクロックが上昇するため、3.6GHzとはスコアが逆転、4.0GHzでも約6%とスコアの伸びが小さくなっている。
最後に消費電力についても確認しておこう。アイドル時はEnhanced Intel SpeedStep Technology(EIST)によって動作周波数や電圧が自動的に下げられるため、違いはほとんどでなかった。高負荷時は、3.6GHzで11.7W、4.0GHzでは44.7Wと大幅に増加している。本格的に運用する場合は、冷却性能の高いCPUクーラーを用意する必要がありそうだ。
|8本のメモリスロットによる大容量メモリが魅力的。
|オーバークロックも楽しめるGIGABYTE「GA-X79-UD5」
GIGABYTE「GA-X79-UD5」の最大の魅力は、なんといっても8本のDIMMスロットによる大容量メモリ環境を実現できる点にある。「GA-X79-UD5」を使えば、これまでサーバープラットフォームでなければ実現できなかった、最大64GBという大容量メモリ環境をデスクトップPCで構築することができる。
また、メインストリーム向けながらオーバークロック設定も豊富に用意されており、定格運用だけでなく、オーバークロックを楽しみたいユーザーも満足できる1枚に仕上がっている。これから「SandyBridge-E」でPCを組もうと考えているなら、おすすめの1枚と言えるだろう。
本稿最後のセッションでは、GIGABYTEブランドのX79 Expressチップ搭載マザーボード計4モデル全てをご紹介しよう。 |
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