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 Home >エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vo.138 「Ivy Bridge」で能力を解放した、MSI Z77マザーボード「Z77A-GD65」検証
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LostPlanet2 ベンチマーク

 次に実際のゲームベンチマークとしてDirectX 11の定番ゲーム「LostPlanet2 ベンチマーク」で計測を行った。解像度は1280×720ドットと800×600ドットの2パターン、画質設定はすべて初期設定のままとしている。

LostPlanet2 ベンチマーク

 1280×720ドット、800×600ドットいずれの解像度でも定格動作から約4割スコアが向上しており、「OC GENIE II」機能によるオーバークロック効果の高さが伺える。とはいえ、シングルプレイの合格ラインである30fpsとの差はまだまだ大きく、このクラスのゲームをやるには力不足。素直にグラフィックカードの増設を考えたほうがいいだろう。



BIOHAZARD5ベンチマーク

 次にDirectX 10世代のゲームベンチマークとして「BIOHAZARD5ベンチマーク」でも計測を行った。こちらも解像度は1280×720ドット、800×600ドットの2パターンで行い、画質設定はすべて初期設定のままとした。

BIOHAZARD5ベンチマーク

 Core i7-3770KとCore i7-2600Kを比較すると、Core i7-2600Kはオーバークロック動作でも定格のCore i7-3770Kを超えることはない。このことからも「Ivy Bridge」のGPUコアの性能の高さがわかる。また800×600ドットでは定格で60fpsオーバー、1280×720ドットでも41fpsと十分な性能を発揮しており、このクラスのゲームであれば外部グラフィックカードを別途用意しなくてもある程度遊べる性能を備えている。
 またオーバークロックの効果を確認すると1280×720ドットで約30%、800×600ドットでも約20%と大幅にスコアが向上。特に高解像度でその効果が高いことがわかる。



消費電力をチェック

 最後に消費電力についても確認しておこう。アイドル時は10分間放置した中で最も低い値、高負荷時は「CINEBENCH R11.5」実行中で最も高い値とした。

消費電力

 Core i7-3770KとCore i7-2600Kを比較すると、アイドル時で4.8W、高負荷時で16.7WといずれもCore i7-3770Kのほうが低くなった。「Ivy Bridge」ではプロセスの微細化によりTDPが77Wへと削減されているが、実際のテストでもその差がしっかり結果に現れている。
 次に「OC Genie II」機能によるオーバークロック動作だが、アイドル時でも動作クロックが4.20GHzに固定されることから、いずれのCPUでも消費電力が大幅に増加している。安定性を重視して省電力機構をOFFにしているのだろうが少々残念な結果。この点については今後改善を望みたい。
 また高負荷時はCore i7-3770Kで1.05Vから1.15Vへ、Core i7-2600Kでは1.15Vから1.35Vへとコア電圧が調整されており、Core i7-3770Kで26.9W、Core i7-2600Kで84.7Wとこちらも大幅に増加している。



ハイエンドマザーボードながら低消費電力が魅力の「Z77A-GD65」

 今回はMSI Z77マザーボードのハイエンドモデル「Z77A-GD65」とIntelの新CPU「Ivy Bridge」ことCore i7-3770Kの組み合わせにて、実際の動作を中心に検証を行ってきた。
 まず特筆すべきは消費電力の低さだ。もともとMSIマザーボードは低消費電力性能に定評があるものの、ハイエンドCPUとの組み合わせでアイドル時の40W台は素晴らしい。特にプロセスシュリンクにより消費電力が削減されたCore i7-3770Kとの組み合わせでは、アイドル時で40W前半、負荷時でも100Wを切っており、ACアダプター駆動も十分可能な範囲に収められている。省電力かつハイパフォーマンスな組み合わせとして非常に魅力的な構成だ。
 また最近のハイエンドマザーボードに必ず要求されるオーバークロック機能についても、BIOSには多くの設定項目が揃い、ユーティリティとして詳細な設定が可能な「CONTROL CENTER」が付属する。さらに基板には「OC GENIE II」ボタンを始め、「Vチェックポイント」「Easy Button」「DEBUG LED PANEL」「Multi BIOS」といった便利な機能を多数搭載しており、ハイエンドユーザーやオーバークロッカーの厳しい要求にも答えることができるだろう。

機材協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
株式会社リンクスインターナショナル
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