|「Z77A-GD65」と「Core i7-3770K」でオーバークロックを試す
「Click BIOS II」の項目をチェックしたところで、実際に「Z77A-GD65」と「Core i7-3770K」を使ったオーバークロックを試していくことにしよう。今回のテスト構成は以下の通り。
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定格動作の「Core i7-3770K」。この状態から、どの程度までクロックを上げることができるのか楽しみだ |
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|「OC Genie II」で簡単オーバークロック
まず始めに、CPUやメモリなどシステム構成を自動的に判断し、最適なオーバークロック設定を施す「OC Genie II」機能を試してみることにしよう。設定は簡単で、マザーボード上の「OC GENIE」ボタンを押下してPCを起動するか、UEFIから「OC GENIE」モードを選択するだけだ。
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「OC GENIE」ボタンを押下してPC起動すると、自動で最適なオーバークロックを設定してくれる |
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「Click BIOS II」を確認すると「OC Genie II」モードへと移行したことが確認できる |
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ちなみに「OC Genie II」のオーバークロック条件は任意で設定することも可能 |
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「OC Genie II」によるオーバークロックでは、CPUクロックが4.20GHzに引き上げられた。特別な設定を施すことなくオーバークロックができるため、初心者はまず「OC Genie II」機能を試してみるといいだろう。
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「OC Genie II」によるオーバークロックの結果。CPUクロックが4.20GHz、コア電圧が1.216Vにそれぞれ上昇している |
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|CPU倍率を変更してオーバークロック
次にUEFIでCPU倍率を調整し、さらに上のクロックに挑戦してみることにしよう。なお「Z77A-GD65」では倍率の変更に伴い、CPU電圧や各種リミット値は自動調整されるため、比較的容易にオーバークロックを行うことができる。
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「Adjust CPU Ratio」を変更してオーバークロックを施したところ。44倍までは安定動作できた |
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CPU倍率に合わせて「Long Duration Power Limit」や「Short Duration Power Limit」などのリミット値は自動で変更される |
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CPU倍率以外Autoに設定した状態では、倍率44倍の4.40GHzまで安定動作ができた。ちなみにOSの起動だけなら4.50GHz動作も可能だが、「CINEBENCH R11.5」実行時にブルースクリーンとなり、残念ながら完走は果たせなかった。
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CPU倍率の調整では、4.40GHzまで安定動作が可能。コア電圧は1.224Vへと上昇している |
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