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|「OC Genie」でオーバークロックを試す(その2)
■消費電力を確認
Intel「Core i7-3930K」のTDPは130Wとデスクトップ向けCPUとしてはかなり大きい部類に入る。オーバークロックによって、さらに消費電力が増えるわけだが、どの程度増加するかは気になるところ。そこで、最後に消費電力についても確認しておこう。アイドル時は10分放置した段階で最も低い数値、高負荷時は「CINEBENCH R11.5」動作時で最も高い数値とした。
「OC Genie」機能では、アイドル時でもコア電圧が1.3550Vに固定されてしまうため、約30Wとかなり消費電力が増えている。アイドル時の消費電力の増加が気になる場合は、「Click BIOS II」や「CONTROL CENTER」での詳細なオーバークロックを試してみるといいだろう。
高負荷時についても、3.2GHz動作に比べて65Wとかなり増加している。このことから、「SandyBridge-E」ではコア電圧上昇による消費電力への影響が大きいことがわかる。
|豊富な機能と高い安定性を実現したMSI「X79」マザーボード
MSIの「X79」マザーボードについて紹介してきたが、ハイエンド向け、ミドルレンジ向け、MicroATXサイズとバランスのいいラインナップが揃っており、ニーズに合わせた選択が可能だ。
また、MSIといえば、これまでも他のメーカーに先駆けて、品質重視を貫いてきたわけだが、「X79」世代でもそのスタイルは変わらない。3モデルいずれのマザーボードでも、新品質規格「ミリタリークラス3」に対応し、耐久性や安定性についてはこれまで以上に強化されている。製品サイクルが長くなるハイエンドPCでは、耐久性や安定性はとても重要な要素だが、MSIマザーボードであれば安心しておすすめできる。
特に、後半のテストセッションで使用した「X79MA-GD45」は、MicroATXサイズながら豊富なオーバークロック機能を搭載し、2-Wayまでのフルレーンマルチグラフィックスに対応するなど、かなりパワフルな1枚に仕上がっている。自作PCの醍醐味の1つでもある、小型かつ高性能なPCを組む際には、有望な選択肢となるだろう。
また、来年にはフラグシップモデルの「Big Bang-XPower II」の登場も予定されている。PCI-Express3.0(x16)スロットを計7本搭載するゲーム向けマザーボードということで、こちらにもぜひ期待したいところだ。 |
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