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|NANDフラッシュは、TOSHIBA製がメイン
編集部:
話は戻りますが、「PX-M2S」シリーズについて最近NANDフラッシュをTOSHIBA製からMicron製に変更したモデルが登場しています。「PX-M2P」シリーズでは再びTOSHIBA製に戻っていました。これはどういうことでしょうか。おそらく高速化の方法も変わってくると思うのですが。
Addy氏:
はい。ファームウェアも別になっています。品質重視のPLEXTORブランドということで様々なメーカーのNANDフラッシュをテストしましたが、最終的にTOSHIBA製の製品が品質、コストともに安定しているということになりました。
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MLC NANDフラッシュはTOSHIBA製34nm品を採用。128GBモデルでは「TH58TVG7D2FBA89」、256GBモデルでは「TH58TVG8D2FBA89」を計8基搭載する |
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編集部:
ということは、Micron採用モデルはイレギュラーというか、本来はTOSHIBA製が正しいということでしょうか。それにしてはスピードも落ちていませんね。
Addy氏:
言っていいものかどうか迷いますが、Micronのほうがスピードは速いです。「PX-M2S(M)」のほうが、「PX-M2S」シリーズより速い。ただ安定性という面ではやはりTOSHIBA製です。
TOSHIBAさんとは長い付き合いがありまして、先行して良質なサンプルを手に入れることができます。我々も特性というかクセみたいなものをよく分かっていますので、よりPLEXTORブランドのSSDの性能を引き出すことが可能です。
編集部:
今後のモデルも基本的にはTOSHIBA製NANDフラッシュがメインということですね。
Addy氏:
はい。ここで2012年のPLEXTORブランドSSDの新たなセグメント分けを紹介しておきましょう。上からパフォーマンス、スタンダード、バリューの3カテゴリー分けを行い、現行の「PX-M2P」シリーズはパフォーマンスシリーズに属することになります。このうちパフォーマンスとスタンダードでは、やはりTOSHIBA製のNANDフラッシュを採用することになります。
編集部:
一気にモデルが増えそうですね。では年明けの「PX-M3」シリーズはどのように分けられるのでしょうか。
Addy氏:
パフォーマンスが「PX-M3 PRO」シリーズ(仮称)、スタンダードが「PX-M3」シリーズ(仮称)、バリューが未定ですが仮に「PX-M3 V」(仮称)というように分けられる予定です。
編集部:
確認ですがコントローラは一緒ですか?。
Addy氏:
NANDフラッシュと同じで、「PX-M3 PRO」と「PX-M3」は一緒ですが、バリューモデルについては未確定です。
編集部:
バリューモデルなどは価格的には安くなるのかと期待しますが、スペックも気になります。
Addy氏:
PLEXTORブランドの高品質なイメージはそのままで提供するつもりです。
編集部:
あえてお聞きしますが、例えば今後SandForce製コントローラなどを採用した製品は検討されているのでしょうか?
Addy氏:
実は、SandForce製コントローラのテストは行っています。ただし製品化について、現時点では全く予定はありません。 |
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