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|本気で挑むグラフィックスカード市場は今後に期待
編集部:
同じく、グラフィックスカード市場に参入した理由をお聞かせください。
Ihn氏:
まず第1に言えることは、グラフィックスカードというのはZALMANが得意とするクーリングソリューションの技術が活用できるという点です。ここは前述のSSDと大きく異なりますね。ご存知のように、かつてはグラフィックスカードメーカーに弊社のVGAクーラーを提供してきました。冷却能力もさることながら、ZALMANというブランド力も大きな魅力だったと思います。
現在はどのグラフィックスカードメーカーも自社で開発したVGAクーラーを搭載しています。それによって弊社はB to Bの機会を失ったのは事実です。
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かつてはオリジナルファン採用といえばZALMANのクーラーを搭載したものが多かった。特にGIGABYTEからは数え切れないほどの採用モデルが発売された |
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編集部:
現在もVGAクーラー単体の取り扱いはありますが、以前に比べて出荷量はいかがですか。
Yoo氏:
単体では厳しいです。ただ、グラフィックスカードのカテゴリについては、かなり本腰で挑んでいます。今後は弊社オリジナルクーラーを採用した製品をどんどん発売していく予定です。楽しみに待っていてください。まずは3月中に「VF3000Aクーラー」を搭載した「ZALMAN HD7950-Z」の発売を計画しています。
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ついにZALMANオリジナルのRadeon HD 7950が近日登場の模様。単体販売もされた「VF3000A」と見られるクーラーと組み合わせた製品で独自性が存分に発揮されている |
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編集部:
少し気が早いかもしれませんが、NVIDIAのGeForce 600シリーズなどでもオリジナルクーラーモデルは予定されていますか?
Yoo氏:
今のところメーカーと協議中ではありますが、初夏には発売したいと考えています。次期GeForceでは弊社のオリジナルモデルをお届けできると思います。
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ZALMANが社内で行っているという検証結果をまとめた資料。当然ながらリファレンスファンよりもかなり優秀な結果が出ているようだ。ちなみに上位のRadeon HD 7970を搭載したモデルも準備が進められているという |
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|年内にオリジナル新型水冷クーラーの発売を予定
編集部:
さて、新カテゴリー進出についてのお話を伺ったところで、既存の分野のお話も聞きたいと思います。昨年は各社から多数の水冷クーラーが発売されました。AMDやIntelからも純正(厳密にはAsetekのOEM)の製品も出たほどですが、水冷クーラーとしては先駆者といって過言ではないZALMANは沈黙を守っています。今後予定されている製品などはあるのでしょうか。
Yoo氏:
実は弊社も一体型水冷キットはリリースしています。「CNPS20LQ」という製品がそれです。ただ、おそらくは玄人ユーザーさんならお分かりでしょうが、これは自社オリジナルの製品ではありません。また、日本国内では流通していないモデルでもあります。
編集部:
「CNPS20LQ」は、他社さんからも多数発売された“有名な”一体型水冷キットですよね。
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日本国内では未発売ながらワールドワイドでは販売中の「CNPS20LQ」は“どこかで見た”ようなオールインワンタイプ。たしかにZALMANらしさに欠けると言わざるを得ない |
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Yoo氏:
そうです。ただ2012年はZALMAN完全オリジナルの水冷キットの発売を予定してます。今のところ、発売が夏を越えてしまいそうなのが問題なのですが。
編集部:
それは楽しみです。6月の「COMPUTEX TAIPEI 2012」あたりでお披露目でしょうか。
Yoo氏:
まだ詳細がお話できないのが残念です。
編集部:
気になりますね。どのようなタイプの製品でしょうか。外付け?あるいは内蔵タイプ?
Yoo氏:
外付けではないです。内蔵タイプですね。 |
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