|
|
今回用意されたのはアクリル窓がサイドパネルに装着された「SST-RV02B-W」。カタログスペックからの想像ではさぞ巨大な体躯と思いきや、意外に普通という印象を受けた |
フロント(拡大画像)と、リア(拡大画像)。リア中央のメッシュ部分は、ちょうど電源ユニットの吸気ファン位置と重なっている |
|
|
トップパネル(ABS樹脂製)はメッシュ仕様で、120mm排気ファンおよびストレートファンレイアウトを採用する電源ユニットの排気孔の役割を果たす |
ボトム面は、180mm吸気ファン3基分の吸気孔が用意されている。なお床面から吸気孔までは25mmの高さがあり、外部エア取り入れには問題が無いだろう |
|
|
トップ面にレイアウトされたスイッチ部。正面右側がPowerスイッチ、左側がResetスイッチ。I/Oポートは、両端がUSB2.0/1.1、センターには音声入出力が装備される |
リアボトム部には、水冷ホース用ホールを2箇所装備。日本市場では小数派の水冷式冷却だが、昨今のケースの多くにこのホールが見られることから、ワールドワイドでの需要は思ったよりもあるのだろう |
|
|
幅212mm×奥行643mm×高さ503mmで、カラの状態で重量は12.5kg。内部構成パーツ満載時にはかなりの重さを覚悟しなくてはならない |
フロントトップ部はVの字アクセントが施され、PowerLEDを内蔵し、青く発光する。外装のブラックにマッチしたクールな印象をより強調している |
|
|
トップカバーを外すと、いい案配に持ち手風の部分が現れるが、これはSECCではなくABS樹脂となり、決して取っ手のような使い方をしてはいけない。かなりの確率で破損する事が容易に想像できるので要注意 |
|
|
トップパネルを外すと姿を現すハンドスクリュー。サイドパネル1枚に対し、2箇所のネジを使用。パネルとシャーシの工作精度が高いため、面積の広いサイドパネルを採用しつつもしっかりとした装着感は好感が持てる |
トップパネル(ABS樹脂製)は、シャーシフレームに装着されたジェラコンキャッチによるワンタッチ着脱式。安価なケースにありがちなABS樹脂によるプッシュ式ではなく、カッチリした装着感で破損等の心配は無用 |
|
|
ケース内部。開口部が広く、組み込みのし易さは見た目にもよく分かる。ここまで広くなれば、引き出し式マザーボードトレイ等のギミックはコストが上がるだけなので必要は無い |
正面向かって左サイドパネルとトップパネルを外してみたところ。現在流行の内部ブラック塗装で高剛性感が増して見えるが、実際に開口部が大きい割に、上から下への力にも強く、心許ない感は一切無い |
|
|
マザーボード90℃レイアウトの象徴的部位が、このトップ面にある拡張スロット。全部で8段が用意されている。なおこのレイアウトを採用する事で、全ての外部端子はトップ面に装着する事になる。後述するが、これには長所もあれば短所もアリ |
|
|
マザーボードトレイ部にはバックプレート装着型CPUクーラーで重宝するスルーホールが装備される。これでマザーボードを装着したまま、CPUクーラー付け替えが可能。最近のケースではデフォルトになりつつある便利なギミックで、何故今まで無かったのかが不思議 |
|
|
電源ユニットは背面に縦搭載。奥行き220mmクラスの“長モノ”でもまったく問題がなく搭載できる。なお電源搭載部のケース側面には吸気孔が用意され、エアフローL字レイアウトを採用する電源ユニットはケース内部の気流に影響を与えず自己完結できる事になる |
これはオプションとなる「SST-CLEARCMOS」というCMOSクリアスイッチ。拡張ブラケットタイプだが、「RAVEN 2」ではトップ排気ファンの横にネジ留めで装着できるようになっている(2つ上の拡張スロットイメージ拡大画像参照) |
|
|
5.25インチベイは公称8段。ただし実際には3.5インチシャドウベイのHDDケージが装着されるため、現実的には5段となる。内4段分にはツールフリーワンタッチ式のロックが装備されており、ガッチリとした構造は、数あるドライブベイ固定式の中でもトップクラスの機構と言える |
|
|
3.5インチHDDケージが装着されるシャドウベイ部。5.25インチベイ3段を使い、3.5インチHDDは縦に3基搭載ができる。逆に言えば、3基までしか装着ができない。これ以上複数台搭載がしたい場合は、汎用マウンタ等を用意する必要がある |
5.25インチベイ左側面には2.5インチシャドウベイが1つ用意されている。付属のL字マウンタをSSD等に装着し、本体にネジ留めができる。この左側にはケーブルホールがあり、非常にスマートにSSDが導入できる。願わくば最低でももう1つ搭載スペースが欲しいところ |
|
|
ハードディスクケージは5.25インチ3段を使用し、ハンドスクリューで片側4箇所留め。ボトム180mmファンに対し、垂直にハードディスクを装着する。これにより、メモリ以外は拡張カード等もエアフローに対して垂直レイアウトが構築できる |
ハードディスクケージにはスリットが入り、ボトム180mmファンからのエアは隙間を抜けるように工夫されている。ちなみにハードディスク間隔は実測値15mmで通気には十分のスペースと言えるだろう |
|
|
ハードディスクケージへの取り付けは、専用インチネジを使用する。ハードディスクケージに装着されているネジ穴部のゴムブッシュにより振動防止効果が期待でき、金属部分非接触型のフローティング式が採用される |
ハードディスクケージはマザーボードを装着してしまうと内部からの着脱は物理的干渉でNGながら、フロントアクセスで着脱が可能。どうも誤解が多いようで、わざわざSilverStoneのQ&A(PDF)に画像入りで紹介されている |