returns to
エルミタージュ秋葉原
 「エルミタ的速攻撮って出しレビュー」
 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.44 ゲーミングPCケースのNewスタンダードを探そう企画 Antec Six Hundred SEが結構よさそうだ。
the Voices 秋葉原Shop生の声
the Price アキバShopプライス画像掲示板
Special Price アキバShop特価品情報
PC Calender エルミタージュ的ロードマップ
Press Room リリース・トピックス・情報
Database エルミタージュ的データベース
Shop List 秋葉原Shopリスト
Akihabara Map 秋葉原Shop地図
Manufacturer List PCパーツメーカーリスト
Paet-time Job PC業界リクルート情報
Research 店員に聞く
携帯版エルミタージュ秋葉原
広告掲載について
情報・リリース窓口
About Us エルミタージュ秋葉原
 
title

Radeon HD 5870×2枚挿しで実際に組み込んでみよう

 外観および内部構造をチェックしたところで今度は実際にPCを組み込んでみたい。

 ゲーミングPCケースを標榜するならば、ここはやはりマルチグラフィックスと行きたい。そこで今回はRadeon HD 5870を2枚用意し、これをCrossFire構成とした。なお今回用意した主要構成パーツは以下通りとなる。

GV-R587D51GD-B P55A-UD3
GIGABYTE GV-R587D51GD-B GIGABYTE P55A-UD3
SST-ST75F-P UMAX Cetus DCDDR3-4GB-1600OC
SilverStone SST-ST75F-P
問:マスタードシード株式会社
UMAX Cetus DCDDR3-4GB-1600OC
問:マスタードシード株式会社
Intel Core i5-750(Lynnfield) Intelリテールクーラー

Six Hundred SE
組み込みは至って簡単。組み込み易さも「Six Hundred SE」の特徴のひとつで、工作精度も良好。つくづく今のケースはよく出来ているなぁと感心させられる
Six Hundred SE Six Hundred SE
Radeon HD 5870を2枚挿しで組み込んだ「Six Hundred SE」。内装ブラックにATIコーポレートカラーのレッド2ラインはとてもよく似合う。「Six Hundred SE」はサイドパネルがアクリル窓になっているため、パネルを閉じてもこの姿が隠されてしまう事は無い。ゲーミングPCは見た目も重要だ
Six Hundred SE Six Hundred SE
ドライブ構成は3.5インチSATA HDDを1台、2.5インチSATA SSDを1台の最小構成。マルチグラフィックス構成にした場合、カード長によってはドライブベイに干渉してしまうため、実質3.5インチシャドウベイ部は3段が潰れてしまうが、ここは致し方ないだろう
Six Hundred SE Six Hundred SE
「GV-R587D51GD-B」の奥行きは公称265mm。ATXマザーボード幅よりも長いサイズのグラフィックスカードを収めるとこのようなイメージに サイドパネル部に120mmファンを搭載させれば、グラフィックスカードを効率よく冷却させる事ができるだろう
Six Hundred SE Six Hundred SE
3.5インチHDDと2.5インチSSDを各1台組み込み、グラフィックスカード2枚を挿すとこのようなレイアウトに。カード長265mmだとHDDに覆い被さるような位置関係になる事が分かる


最大の武器、トップ200mmファンの恩恵は「大」
無茶をしなければLow設定静音稼働が正解

Six Hundred SE

 例によって、ケース内エアフローを矢印で示したのが上の画像。このように見ると、現在主流となっている電源ユニットボトム搭載を採用するケースとして、非常にオーソドックスなエアフローレイアウトである事が分かる。
 フロントファンは120mm×1基だが、HDDをたくさん積むユーザー向けにもう1基増設する余地もある。さらに画像には無いものの、サイドパネル部にも120mmファン1基が搭載可能となり、十分に高エアフローPCケースと言って良いだろう。

 念のため、Radeon HD 5870×2基搭載構成でのケース内温度を計測してみた。
 注目したのは、200mmファンの効果。トップ排気の恩恵はどれほどのものなのかと、Low/Middle/High3段階中、低速回転時(Low)と高速回転時(High)両者の温度を計測した。計測箇所はちょうどケース内部の5.25インチシャドウベイと3.5インチシャドウベイ間で、サーミスタ付きのデジタル温度計を使用。「3DMark06」を30分間走らせた時点での結果は、以下通りとなった。(リア120mm排気ファンはLow設定)

温度テスト

 想像ではもうちょっと高い温度になると思っていたが、Low設定時で28.5℃、High設定時で27.9℃と、結果は良好と言えるだろう。
 このモデルでは、各回転数設定時の公称回転数や騒音値は未公表となっているが、さすがにHigh設定時では“Highなりの”音が出るものの、そこは200mm大口径だけにうるさいと感じる事は無かった。

 このテストを行ってみた感想は「十分Low設定で良いじゃないか」のひと言に尽きる。
 おそらくは200mm大口径が作り出す強力な排気能力のおかげで、Low設定でも十分にケース内部の排熱は行われており、High設定で大きなケース内部温度低下がみられない結果を考慮すれば、可能な限り低速で静かに稼働させた方が良い。ユーザーの使い方は千差万別だが、相当な無茶をしない限り、ゆるゆると回転させて使う事をお勧めしよう。

Six Hundred SE

このサイズのPCケースであれば十分合格点
手頃な価格と充実冷却はエントリークラスでの大穴か


 画像中心に実際に組み込んだ状態を見てきたが、結論から言うと、このサイズのPCケースであれば合格点を出しても良いだろう。
 上を見ればきりがないワケだが、敢えてモデル名を出すならば以前採り上げたCoolerMaster「CM690II Plus」に比べ、それぞれ幅 -29mm、奥行き -36.8mm、高さ -20.8mmと小振りなボディでありながら、拡張性の確保および冷却機構も充実しており、約5,000円ほど手頃な価格設定を実現するところは、エントリークラスとは言え、さすがAntecブランドと言えるだろう。

 “Gamer Cases”というカテゴリには入れられているものの、今ドキのスペックを備え、さらに高冷却。ハイエンド構成にも十分対応する「Six Hundred SE」はこの価格帯のミドルタワーPCケースを探しているゲーマー以外の方にもお勧めできるモデルだ。

 本稿はこれだけでは終わらない。「Six Hundred SE」の実力を知った所で、さらにAntecの低価格普及帯戦略的モデルとして用意されている「Two Hundred S」もご紹介しよう。

 
 
toppage  
前のページ 次のページ

 
menu
Six Hundred SE
【Six Hundred SE】 Spec

カラー:ブラック&シルバー
対応フォームファクタ:ATX/MicroATX/Mini-ITX
寸法:(W)211.6×(H)491×(D)492mm
重量:6.4kg
素材:SECC
ドライブベイ:5.25インチ×3/2.5インチSATAホットスワップベイ×1/3.5インチシャドウベイ×6/2.5インチシャドウベイ×1
拡張スロット:7
(その1)「Six Hundred SE」の外観&内部チェック
(その2)「Six Hundred SE」を実際に組み込んでみる
(その3)「Two Hundred S」もチェックしよう
(その4)AntecノートPCクーラー全6モデル紹介
 
Antec
 
GDM Copyright(c)1997-2012 GDM Corporation All rights reserved 掲載記事の無断転載を禁じます