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|最エントリークラスも電源ボトムレイアウト
|Antec「Two Hundred S」
「Six Hundred SE」同様、Antec“Gamer Cases”のカテゴリに属し、実売価格6,000〜7,000円というコストパフォーマンスを最大の武器とする「Two Hundred S」もご紹介しておきたい。
「Two Hundred S」は、「Six Hundred SE」の弟分という位置付けでリリースされた、Antecの低価格普及帯戦略的モデルで、「Six」に比べ一回りコンパクトに設計されている。
実はこの価格帯は非常に重要で、秋葉原に集う自作ユーザーだけでなく、その買い求めやすさは自作パーツを取り扱う郊外型大型量販店などに多いエントリーユーザーをもターゲットにされているはずだ。
“低価格普及帯戦略的モデル”とは、それを意識した上で、非常に幅広い守備範囲を特徴としている。つまり、万人に受け入れられるスペックも要求される事になるため、Antecも気を抜くワケには行かないだろう。
それらを踏まえた上でAntecが出したその答え、「Two Hundred S」を画像中心にチェックしてみよう。
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外形寸法W200×H450×D470mmと、兄貴分の「Six Hundred SE」より若干コンパクトにまとめられた「Two Hundred S」。弟分らしく、トップ排気ファン口径は140mmと控えめなスペックに落ち着いている。なおこの価格帯でありながら、電源ユニットはボトムレイアウトが採用されているのもポイント |
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フロントファンは120mm×2基が搭載可能。フロントパネルを外すと、扉風のファンブラケットが現れ、ここにネジ留めする事になる |
トップ排気は2段階回転切替可能な140mm TwoCoolファンを1基標準装備。リア排気は同じく2段階回転切替可能な120mmタイプのTwoCoolファンが装備されている |
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リア上部にはTwoCoolファンの回転数切替スイッチを装備し、Antec社の旧モデルから改善がなされている |
フロントパネル裏。洗浄が可能なエアフィルターが装着されており、ホコリの進入をカットすることができる。ここも今風 |
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この価格帯でありながらフロントアクセスの2.5インチSATAホットスワップベイを備える。よくよく考えるとそれほどコストの掛かる部材は必要としないものの、普及価格帯の中でもひとつ抜きん出るにはこのようなギミックはかなり重要。なによりユーザーの利便性は高く、非常に価値がある |
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ドライブベイは5.25インチ×3、3.5インチシャドウベイ×6、2.5インチシャドウベイ×1で、拡張性も高い。なおドライブベイ裏にはケーブルを結束しておけるスペースも用意されている |
ボトムレイアウトの電源ユニット搭載スペースも広く、コネクタ部が大きくはみ出すような旧タイプのモジュラータイプモデルにも十分対応する |
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低価格路線でも十分に役割を果たす1台
PCケース選びにおいて、何にもこだわりを持たないという人も少なからずいるに違いない。そこに予算を掛けるなら、少しでも上位スペックのCPUやグラフィックスカードが欲しいという意見は十分に説得力があるし、否定されるべきものでもない。
「Two Hundred S」は、そんなユーザーにも是非お勧めしたいPCケースと言える。実売6,000〜7,000円レベルで、電源ボトムレイアウトを採用し、トップ部の排気ファンレイアウトは言うに及ばず、今や最も理にかなったスタイルが採られている。
「PCケースにはこだわらないが、予算を掛けず、また損はしたくない」という人にはお勧めのPCケースである事には間違い無い。この価格帯のPCケースでは恐らくトップクラスとなるだろう。 |
ここまでNewスタンダードPCケースになり得る2モデルをチェックしたが、最後にAntecが自信を持って国内市場に投入したノートPCクーラーを紹介しておきたい。高エアフローPCケースの血統を受け継ぐ、それぞれ毛色の違う6種が登場する。 |
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