|ATTO Disk Benchmark 2.47の結果
最後に「ATTO Disk Benchmark 2.47」の結果を確認していこう。こちらは読込で最大536MB/sec、書込で最大443MB/secを計測しており、それぞれ26MB/Secと43MB/sec公称値を上回る結果となった。
|Marvell「88SS9174-BKK2」採用製品らしい、安定かつ高速な転送速度を実現した「S100」シリーズ。コストパフォーマンスも高くオススメの1台
ここまでLITEON「S100」シリーズの256GBモデル「LAT-256M3S-17」を検証してきたわけだが、「88SS9174-BKK2」採用製品らしく、データの圧縮率やサイズの影響をうけることなく安定した転送がおこなえていることが確認できた。
また数字上ではPLEXTOR「PX-256M3」と「PX-256M3P」のほぼ中間に位置する公称スペックも、実際のベンチマークではシーケンシャル読込が最大約540MB/sec、最大書込が約440MB/secで「PX-256M3P」と同等であることがわかる。特にライト性能については、ランダムデータでも400MB/secを大きく上回っており、256GBのSSDとしてはクラス最高性能を実現している。
また性能的に競合するPLEXTOR「M3P」シリーズより128GBモデル、256GBモデルとも安価な価格設定となっており、コストパフォーマンスの高さも光る。さらに実勢価格10,000円前後の64GBモデルがラインナップされているのも嬉しいところ。とりあえずSSDを試してみたいユーザーや、Z68やZ77マザーボードと組み合わせて「Intel Smart Response Technology」向けとしても魅力的な製品となるだろう。
厚さが9mmであることから”Ultrabook”への搭載ができない点や、製品保証期間が3年などのデメリットもあるものの、コストパフォーマンスに優れた「S100」シリーズはPLEXTOR「M3P」の強力なライバルになる存在だ。 |