|派生5モデルを並べ、「GV-R795WF3-3GD」“OC”のパフォーマンスを浮き彫りに
ここからは各モデルの実際の動作をベンチマークソフトを使用したスコア計測でチェックしていこう。具体的には、HD 7970をメインターゲットに設定し、オーバークロックを施した「GV-R795WF3-3GD」がどこまで対抗できるかがテーマとなる。
なお、それぞれのリファレンスモデルとの比較には、先ほどオーバークロックにも使用したCatalyst Control Centerによるクロック調整で対応した。出荷時のクロックモデルとリファレンスクロックモデル、さらに「GV-R795WF3-3GD」のOCバージョンを含めた5つの派生モデルを並べ、スコア計測を行なっていく。テストに使用した環境は以下の表を参照のこと。
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コアクロックが1,000MHzにチューンされた「GV-R797OC-3GD」出荷時のクロックを「GPU-Z 0.6.2」でチェックする。アイドル時には省電力機能が働き、コアクロックとメモリクロックが低下する |
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![](image/gg06_225x239.jpg) |
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こちらは「GV-R795WF3-3GD」出荷時のもので、コアクロックはリファレンス100MHz増しの900MHz。アイドル時はコア250MHz、メモリ150MHzまでクロックが低下している |
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![](image/gg08_450x428.jpg) |
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それぞれのリファレンスモデルとの比較にはCatalyst Control Centerによるクロック調節で対応した |
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|3DMark 11 Version1.0.3
第1弾はDirectX 11世代の定番ベンチマークソフト「3DMark11 Version 1.0.3」によるテスト。ハイエンドグラフィックスカードの計測のため、環境設定は「Performance」と「Extreme」2つのプリセットを使用し、スコア計測を行なっている。
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3DMark11 Version1.0.3 Performance |
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3DMark11 Version1.0.3 Extreme |
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「Performance」と「Extreme」ともに、「GV-R795WF3-3GD」のOCバージョンはHD 7970リファレンスモデルに匹敵するスコアを叩きだしている。さらにHD 7950リファレンスモデルと比較してもスコアが20%近くも向上するなど、オーバークロックの効果は抜群だ。
その一方で「GV-R797OC-3GD」もリファレンス比で6%ほどの性能向上を果たしており、メーカーによるオーバークロックがしっかりと数値に現れている。
|3DMark Vantage1.1.0
次はDirectX 10世代の代表的なベンチマークソフト「3DMark Vantage1.1.0」を使用してDirectX 10環境でのパフォーマンスをチェックする。こちらの計測環境でも「Performance」「Extreme」2つのプリセット設定を使用した。
![](image/gg12_450x320.jpg) |
3DMark Vantage Version1.1.0 Performance |
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![](image/gg13_450x320.jpg) |
3DMark Vantage Version1.1.0 Extreme |
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こちらでも「GV-R795WF3-3GD」のOCバージョンはHD 7970リファレンスモデルに迫るパフォーマンスを発揮した。HD 7950リファレンス比では「Performance」で10%ほど、「Extreme」で18%と、高解像度でより効果が現れている。どちらにせよ、DirectX 10環境でも上位モデルと遜色ない性能を期待しても問題なさそうだ。
ちなみに「GV-R797OC-3GD」もリファレンス比で「Performance」時4%、「Extreme」時10%と、こちらも高解像度の方がスコアの開きが大きかった。
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