エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.117 GIGABYTE「GV-R797OC-3GD」ファーストインプレッション

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｜ベンチマークで「GV-R797OC-3GD」の実力をチェック

　「GV-R797OC-3GD」のコアクロックはリファレンスの925MHzから1,000MHzへとオーバークロックされているのは前述の通り。その効果を確認するため、今回は「3DMark 11 Version 1.0.3」と「3DMark Vantage Version 1.1.0」を用意して「Extreme」と「Performance」モードにてベンチマークを行うことにした。なお、今回は時間の関係上リファレンスモデルを用意せず、参考用としてコアクロックを定格に下げたスコアを測定している。完全に同一とはいえないものの、リファレンスモデルとの性能差は確認できるだろう。テスト環境は以下の通り。

テスト機材構成
CPU	Intel「Core i7-3930K」（Sandy Bridge-E/3.2GHz/TB時最大3.8GHz/TDP130W）
マザーボード	GIGABYTE「GA-X79-UD3」（Intel X79 Express/ATX）
メモリ	サンマックス・テクノロジーズ「SMD-16G68HP-16K-Q-BK」（4GB×4）（PC3-12800/DDR3-1600MHz/CL=11）
システムHDD	Seagate「ST3500418AS」（SATA2 500GB）
光学ドライブ	PLEXTOR「PX-755A」
電源ユニット	CORSAIR「CMPSU-750HX」（750W/80PLUS SILVER）
OS	Windows 7 Ultimate SP1 64bit版

3DMark11 Extreme

3DMark11 Performance

　「3DMark 11 Version 1.0.3」では、「Extreme」「Performance」とも定格クロックから約6％スコアが向上している。コアクロックの上昇率である8％にはやや届かないがオーバークロックによる性能向上がはっきりと確認できた。

3DMark Vantage Version 1.1.0 Extreme

3DMark Vantage Version 1.1.0 Performance

　次に「3DMark Vantage Version 1.1.0」のスコアを確認してみよう。こちらは「Extreme」で約6％、「Performance」で約3％スコアが向上した。GPUへの負荷が少ない「Performance」ではオーバークロック上昇率が小さくなるものの、オーバークロックによる性能の上積みは確実にある。

｜冷却性能、静音性とも優秀なVGAクーラー「WIND FORCEx3」を搭載した「GV-R797OC-3GD」はオススメだ

　「GV-R797OC-3GD」のテストをしていてまず驚かされたのがVGAクーラー「WIND FORCEx3」の出来の良さだ。冷却性能は高く、ベンチマークテスト中にコア温度が67度を超えることはなかった。さらに、ファンの騒音もアイドル時、高負荷時でほとんど変化がなく、実際にベンチマークをしていても音が気になることは皆無だ。
　また、オーバークロックの効果もしっかりと現れており、シングルGPUとしては現在最高峰の性能を実現していると言っていいだろう。
　ちなみに国内正規代理店のCFD販売株式会社によると、価格は58,000円前後とRadeon HD 7970グラフィックスカードとしては比較的安価に設定されており、1月下旬の発売開始がいまから待ち遠しい。

協力：CFD販売株式会社
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