|Unigine Heaven DX11 Benchmark 3.0
ハードウェアテッセレーションを駆使したDirectX 11対応のベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 3.0」を使用し、最新の3D環境におけるパフォーマンスをチェックする。ミドルクラスのグラフィックスカードということもあり、品質設定は「Tesselletion」を“Normal”に設定した以外はすべて初期設定のままで計測を行った。解像度設定は1,280×720と1,920×1,080の2パターンを選択している。
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Unigine Heaven DX11 Benchmark 3.0(1280×720) |
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Unigine Heaven DX11 Benchmark 3.0(1920×1080) |
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低解像度設定においてはピーク時は6%のスコア差なものの、Average FPSスコアは8%、Min FPSスコアは15%もの大差がついており、ブレの少ない安定したパフォーマンスを発揮しているのがよく分かる。1,920×1,080のフルHD解像度でもリファレンスとの間には5〜7%ほどの差をつけ、高解像度におけるゲームプレイでもパフォーマンスアップの恩恵があるだろう。
|LostPlanet2ベンチマーク
ここからは実際のゲームベンチを用いたスコア計測をお届けしよう。まずはDirectX 11世代の「LostPlanet2ベンチマーク」。品質設定は初期設定のままとし、解像度を1,280×720と1,920×1,080の2パターンにセットして計測を行った。
結果は低解像度で5%以上、高解像度で4%の性能向上がみられた。特にフルHD解像度でも快適さの指標となる30FPS以上をマークしており、ゲームプレイにも不満が出ることはないだろう。
|ファンタシースターオンライン2ベンチマーク
次は今夏のサービス開始が待たれる大型MMORPG「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークソフトを使用したスコア計測だ。多少“軽め”のベンチソフトということもあり、プリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセットし、1,280×720と1,920×1,080の2パターンの解像度で計測を行った。
こちらはクロック上昇による効果が出やすいのか、低解像度で10%近く、高解像度でも7%以上のパフォーマンスアップを果たしている。計測中の画面表示も非常になめらかで、このクラスのゲームを快適に楽しむにはミドルクラスのグラフィックスカードで十分のようだ。もしさらに上の性能を目指す場合も、「トランスサーマルクーラー」を変形させて冷却効果を稼ぎ、味付け程度のオーバークロックを施すことで十分な性能向上が実感できるだろう。 |