「AMD A」シリーズには内蔵GPUコアと外付けのグラフィックスカードを連携して動作させることでグラフィックス性能が向上する「AMD Dual Graphics」機能が搭載されている。
この連携機能自体は目新しい存在というわけではなく、「AMD 780G」の「Hybrid ATI CrossFireX」から「AMD Dual Graphics」へと名称を変え、AMDのGPU統合チップセットに搭載されている。しかし、これまでは内蔵GPUの性能が低く、対応するグラフィックスカードもローエンド向けということで大幅な性能アップはお世辞にも期待できるようなシロモノではなかった。
しかし、「AMD A」シリーズではGPUコアがひと世代前のミドルレンジにあたる「Radeon HD 5600」相当へとパワーアップし、グラフィックスカードもローエンド向けの「Radeon HD 6450」だけでなく「Radeon HD 6570」や「Radeon HD 6670」といったエントリーモデルにも対応するなど拡張されており性能面でも期待できるようになった。「AMD A」シリーズと対応グラフィックスカードのスペックは以下の通り。