|ベンチマークで「Sapphire HD 7850 OC 2GB GDDR5」の実力をチェック
「Sapphire HD 7850 OC 2GB GDDR5」では、VGAクーラーの高い冷却性能を生かして、GPUクロック、メモリクロックともオーバークロックが施されているのは前述のとおり。
そこでその効果をベンチマークソフトにて確認してみることにしよう。なお、今回は機材の関係でリファレンスモデルは用意せず、参考用としてコアクロックを定格に下げた状態でスコアを測定している。完全に同一とはいえないものの、リファレンスモデルとの性能差は確認できるだろう。テスト環境は以下の通り。
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クロックの調整はCatalyst Control Centerを使用した |
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「GPU-Z 0.6.0」の結果。リファレンス通りGPUクロック860MHz、メモリクロック1,200MHz(実クロック4,800MHz)動作に変更されている |
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|3DMark 11 Version 1.0.3
まずはDirectX 11世代の定番ベンチマーク「3DMark11 Version 1.0.3」を使って性能を確認していこう。なお今回はアッパーミドルクラスのGPUということで「Performance」「Extreme」の2つのプリセットで計測を行った。
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3DMark11 Version 1.0.3 Performance |
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3DMark11 Version 1.0.3 Extreme |
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「Performance」「Extreme」いずれのプリセットでも、Graphics Scoreは定格から約7%、総合スコアは約6%向上しており、オーバークロックによる性能向上がはっきりと確認できる。
|3DMark Vantage 1.1.0
次にDirectX 10世代の定番ベンチマーク「3DMark Vantage Build 1.1.0」にてDirectX 10のパフォーマンスをチェックしてみよう。こちらもプリセットは「Performance」「Extreme」の2つで計測を行なっている。
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3DMark Vantage Version 1.0.3 Performance |
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3DMark Vantage Version 1.0.3 Extreme |
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「Performance」ではGPU Scoreで約6%、総合スコアで約4%と「3DMark11 Version 1.0.3」に比べるとやや小幅な上昇となるがオーバークロックの効果は確認できる。また「Extreme」ではGPU Scoreで約9%、総合スコアでも約8%と差が広がっており、グラフィックスカードへの負荷が上がると効果が高くなることがわかる。 |