2017.09.05 00:01 更新
2017.09.05 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回の主役は、Xiaomiが投入した2017年フラッグシップモデルの「Mi 6」を紹介します。激安ながら最強、さらに唯一残念だったあの機能も劇的改善で、もはや死角なし?
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回はXiaomiの最新スマホ「Mi 6」についてお話しようと思います。・・・と、その前に。皆さん、昨年にご紹介した「Mi 5」のことを覚えていらっしゃるでしょうか。世界初のDSDS対応スマホとしてデビューした端末で、今でも初めて触った時の衝撃と感動は忘れられません。それが1年経ってどんな風に進化したのか・・・リリースされた時から、気になって気になって仕方ありませんでした。
狭額縁なディスプレイに美しい筐体。低価格なのに最強スペックという、コスパ最強なXiaomiスマホのフラッグシップを今年も買ってしまった |
そんなワケで(例によって)我慢ができず、先月店頭に入荷する前に中国版の中古を手に入れてしまいました。基本的に高レベルなコスパの良さがウリのXiaomi端末ですが、外観の完成度はさらにアップした印象です。実際に入荷してきたグローバル版のセラミックボディには及びませんが、ガラス製のボディもキレイで大満足です。・・・密かに買い替えを狙っているのは内緒ですよ(笑)。
マニアが店頭での入荷を待ちきれず買ってしまった、中国版モデル。追っかけでセラミックボディの最上位モデルが入荷したが、それまでこっちがセラミック版だと思っていたとか |
目玉となる新機能の一つが、近ごろにわかに流行しているデュアルカメラ。1,200万画素の望遠・広角レンズを備え、ボケ味のある撮影も楽しめる |
ちなみに後ろを見てすぐ気付くように、このモデルから近ごろ流行りのデュアルカメラが搭載されています。正直Xiaomiのスマホって、カメラがすごく残念なモデルばかりでした。「Mi Note 2」でだいぶ改善されたとは言え、iPhoneやGalaxyには遠く及ばず。それが「Mi 6」では、光学2倍ズームに対応しつつ手ブレにも強いという、他のフラッグシップに引けを取らない出来栄えになっているんです。
出っ張りもないレンズ周りながら、光学2倍ズームに対応。ワンタッチで等倍と2倍ズームモードを切り替えるスタイルだ |
そしてスペックはというと、スナドラ835に6GBメモリ、ストレージも128GBとAndroidスマホ最高峰!定番のAntutuベンチは18万超え、低価格なのにこんなスコアを叩き出すなんて、もうハンパじゃありません。「Galaxy S8」や「Xperia XZ Premium」クラスの性能が数万円オフで手に入るワケですからね・・・いやはや、恐ろしい端末です。
実はステレオスピーカーにも手が入っており、物凄く良い音を鳴らしてくれる。そう言えば最近は「Zenfone 4」に代表されるように、ミドルレンジ価格帯のモデルも良いスピーカーを採用していますね |
先代で先鞭をつけたDSDSにはもちろん対応。ちなみにいつもケース探しに苦労する中華スマホながら、「Mi 6」は付属のケースがなかなかいい感じ。某Am○zonで買ったケースよりよかった、とはマニア談 |
今やDSDS対応も珍しくありませんが、さきがけはXiaomiの「Mi 5」でした。「Mi 6」はその順当なアップグレードモデルとして、申し分ない完成度だと思います。激安価格と最強クラスのスペックはそのままに、これまでの弱点だったカメラ性能も劇的に進化しました。ちょっとiPhoneに似ているのはご愛嬌(笑)、見た目の高級感も文句なしですね。(本当はセラミック版がいいです)
ちなみにコレを買った時はグローバル版のROMが焼かれた状態だったので、本格的な日本語化は自分でやろうと考えていました。・・・と、そのタイミングでなんと日本語対応のアップデートが降臨!中華スマホは日本語に対応しなくて当たり前でしたが、ひょっとして本当に日本市場向けに動き出しているのかも?などと妄想しつつ、しばらくコレで遊んでみる予定です。
待ちきれず「Mi 6」を購入したものの、その後1週間もたたずにグローバル版が店頭に入荷。こちらは最上位の美麗なセラミック版とあって、密かに買い替えを狙っている |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/