2018.10.30 18:02 更新
2018.10.30 取材
UQコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区)は2018年10月30日、都内にてUQ mobile向けの最新スマートフォンやUQ WiMAXの最新ルーターなど、2018年秋冬ラインナップの新製品を発表した。極小ノッチを採用した国内独占販売のベゼルレススマートフォンなど、注目モデルや新プランが公開された発表会の模様をお伝えしよう。
UQが2018年秋冬ラインナップの新製品をメディア向けに発表。UQ mobileのスマホ2機種に加えて、UQ WiMAXの最新ルーター2機種が11月以降に登場する |
MVNOらしからぬ爆速が話題になるなど、格安SIM市場における存在感を増しているUQコミュニケーションズから、2018年秋冬ラインナップが発表された。発表会では同社の企画部門 事業開発部長を務める森重 昭伸氏が登壇し、UQ mobileの好調な現状やユーザー傾向を解説。UQ mobileでは端末とSIMのセット契約率が約70%と、ほとんどのユーザーが端末を契約時に同時購入しているという。
発表会にて解説を担当した、UQコミュニケーションズ株式会社の森重 昭伸氏 |
こうした傾向については、「ユーザーニーズに合わせたコストパフォーマンスの高い端末をセレクトしていることと、マンスリー割による手頃な価格設定が支持された結果」と分析。特に端末のセレクトでは、「慣れ親しんだ日本製」と「コスパ最強海外メーカー」、さらに定番の「iPhone」を合わせた3本柱でのラインナップ構築を重視している。
今回の発表会においても、このマインドにマッチした新しい端末が新ラインナップとして発表されることになった。
特別なカラクリを利用する目的もあるかもしれないが、約7割と高い割合で端末とSIMがセット買いされている。それには魅力ある端末ラインナップが不可欠、重視しているのは3本柱のラインナップだ |
「Find X」の国内投入でも話題になったOPPOが手がける、UQ mobile独占販売の「R17 Neo」。OSはAndroid 8.1ベースのiOS風UI(Color OS 5.2)を採用している |
UQ mobileが掲げる「コスパ最強海外メーカー」の端末として新たに投入されるのが、OPPO(オッポジャパン株式会社)の「R17 Neo」だ。同社の「R17」をベースにしたUQ mobileの独占販売モデルであり、国内向けスマートフォンとして初めて画面内指紋認証に対応する。“水滴型”と呼ばれる極小ノッチを備えた、画面占有率91%のベゼルレスデザインもトピックだ。
国内向けスマホとして初めてとなる画面内指紋認証のほか、顔認証にも対応。美麗なガラスボディを採用、AI対応の高性能カメラも備えている |
主なスペックは、ディスプレイサイズが6.4インチ、プロセッサがオクタコアのSnapdragon 660、メモリ4GB、ストレージ128GBなど。「R17」よりやや控えめながら、メインストリーム向け端末として十分な性能をもっている。カメラは1,600万画素+200万画素のデュアルカメラと2,500万画素インカメラという構成で、120シーン識別のAI分析に対応、最適な写真映りに自動で補正してくれる。
そのほか、バッテリー容量は3,600mAhを内蔵しているが、「R17」が搭載していた急速充電の「VOOC」には非対応。カラーはブルーとレッドの2色をラインナップする。
カラーバリエーションは、ブルーとレッドの2色展開。料金プランは税抜3,218円から |
「R17 Neo」は11月下旬より発売予定で、一括購入時の端末価格は38,988円。おしゃべりプラン/ぴったりプラン適用による分割払いの月額料金は、3,218円(プランS)から選択できる。