COMPUTEX TAIPEI 2024に間に合わなかった新作PCケースも登場
Thermaltake Technology(本社:台湾)は2024年6月29日(土)、東京・ 秋葉原のLIFORK AKIHABARA II(東京都千代田区外神田3-13-2 秋葉原TMO ビル 1F)にて最新製品を体験できるスペシャルイベント「Thermal Camp 2024 ~TT ワールドへようこそ!~」 を開催した。
イベントでは、先日行われたCOMPUTEX TAIPEI 2024 で披露された今後登場予定の製品を多数展示。さらに今回が初登場となるPCケースを使った、門馬ファビオ氏制作のMOD PCも展示され、会場は多くの自作PC派たちが集結。ここではその模様をダイジェストでお届けしよう。
「The Tower 300」のカスタマイズが楽しめるペーパークラフト体験。「The Tower 300」が当たる抽選に参加できるとあって、来場者に好評だった
COMPUTEX TAIPEI 2024の会場でも設置されていたThermaltakeのレーシングしミューレーター「GR500」。国内では発売予定がない湾曲液晶ディスプレイ「TGM-V32CQ」3台を使用。注目を集めた
今秋発売予定のピラーレスデザインPCケース「View 380 TG ARGB」
ピラーレスデザインを採用するPCケース「View 380 TG ARGB」 。COMPUTEXでは展示されていなかった新モデルだ。
ASUS「BTF」とMSI「PROJECT ZERO」の背面コネクタマザーボードに対応。デュアルチャンバー設計により、裏配線スペースが広く確保されているため、背面コネクタマザーボードの欠点である”ケーブルマネジメント問題”をクリア。担当者によると「価格はそれほど高くならない」とのことで、今後のアナウンスをチェックしておきたい。なお発売は秋頃の予定。
門馬ファビオ氏によるレゴPCとなっていた「View 380 TG ARGB」。内部でThermaltakeの製造工場を再現していた
八角柱デザイン筐体の大型モデル「The Tower 600」
好調なセールスを記録している“八角柱デザイン”の秀作ケース「The Tower 300」 に対し、ひとまわり大型なATXフォームファクタに対応する「The Tower 600」 が日本初上陸。背面コネクタマザーボードのサポートや、数少ない420mmラジエーターまでサポートする拡張性の高さがポイント。組み込み経験のあるPCパーツ店員からも好評な既存機種の兄弟モデルとあって、「The Tower 600」も人気となりそう。
縦置きのブラックモデルは本格水冷仕様のデモ機として展示されていた
高い剛性もウリな「CTE E550 TG」
COMPUTEXの会場でも目立っていたデュアルチャンバー設計のPCケース「CTE E550 TG」 は、フロントと左サイド、さらにリアまで強化ガラスパネルを採用するのが特徴。背面コネクタマザーボードに対応するほか、90°倒立レイアウトを採用することで“煙突構造”となる独特なエアフローもウリのひとつ。なお、担当者によると、剛性についてはもともと扱っていた壁掛けスタイルのPCケース「Core」シリーズをヒントに製品化されたもので「押してもたたいてもびくともしない」と自信満々の様子だった。
新型磁気コネクタ採用のARGBファン「CT EX ARGB Sync」
デイジーチェーン接続に対応するARGBファン「CT EX ARGB Sync」シリーズ は、端子サイズを従来の2倍に拡大した新型磁気コネクタ「MagForce 2.0」を採用することでより安定した接続が可能。さらにファンケーブルの接点がマグネット式となり、ワンタッチで接続できる点もポイントだ。配線ミスが防げるほか、PCケース内の狭い場所でも簡単に接続できるメリットがある。
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新型AIO水冷「TH V2 Ultra EX ARGB Sync AIO」
「CT EX ARGB Sync」ファンを採用するオールインワン型水冷ユニット「TH V2 Ultra EX ARGB Sync AIO」シリーズ 。デイジーチェーン対応のため、複数の冷却ファンによる煩雑なケーブル処理を1本のケーブルで賄うことができる。またウォーターブロック上部には解像度480×480ドットの2.1型LCDを備え、時間や気温、天気などの情報の他、JPG、GIF、PNG、MP4、MOV、AVIのファイルを表示することができる。
サイドフロー型CPUクーラー「ASTRIA ARGB」
Thermaltakeとしては久々となる空冷CPUクーラー「ASTRIA ARGB」シリーズ は、近夏にも発売が予定されている。ヒートシンクのトップカバーに流星群をイメージしたというアドレサブルRGB LEDを内蔵。カラーはブラックとホワイトの2色がラインナップされる。
アキバ地区初回入荷分ほぼ完売の「Dr.Power III」
イベント前日の28日より国内販売がスタートした電源テスター「Dr. Power III」 。会場では電源ユニットと接続したデモが用意され、実際に使用感を試す事ができるようになっていた。なお、29日の取材時点で入荷ショップのほぼ全てで完売を確認。前評判通り、滑り出しは上々といったところ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Thermaltake Technology: https://jp.thermaltake.com/
株式会社アスク: https://www.ask-corp.jp/