X470搭載モデルで最安級の高コスパマザーボード「X470 GAMING PLUS」

コスパ重視のX470マシンならコレしかない？マザーボードには、MSIのコストパフォーマンスモデル「X470 GAMING PLUS」が採用されている

「G-Master Spear X470A」で標準採用されているマザーボードは、MSIのエントリー向けゲーミングモデル「X470 GAMING PLUS」だ。魅力はズバリX470チップ搭載モデル最安級の価格。店頭においても、できる限りコストを抑えて第2世代Ryzen+X470のパッケージを手に入れたい、という向きに人気となっている。

実際は前世代のX370マザーボードでも第2世代Ryzenは動くのだが、新たに組むマシンでそれを選択するメリットはそれほどない。ストレージ高速化技術の「AMD StoreMI」や、いずれ解禁されるであろう自動オーバークロック機能「Precision Boost Overdrive」など、X470から追加された新機能があるからだ。つまり「X470 GAMING PLUS」は、その恩恵を最もお買い得に受けられるマザーボードと言える。

昨今のトレンドである装甲スロットや簡易のイルミネーション機能など、安価ながら欲しい機能はたいてい揃っている印象。特にこだわりがなければ、変更する必要性は薄い

もちろんコストだけがトピックではなく、8+2+1フェーズのデジタル電源回路を備えた信頼性など、十分なポテンシャルをもったモデルだ。最大3,466MHz動作のオーバークロックメモリに対応するほか、重量級グラフィックス用に装甲スロットの「PCI-E Steel Armor」も装備。オーディオ回路は、音響コンデンサを備えたRealtek ALC892ベースの「Audio Boost」が実装されている。

NVMe M.2 SSD搭載で爆速ストレージを手に入れよう

人気の高速NVMe M.2 SSDも選択できるストレージ。ちなみにSSD+HDDとOSを同時に購入した場合は、SSD側にOSがインストールされる

標準構成ではCrucial製SSD「MX500」シリーズという定番モデルが採用されているが、ぜひシステムドライブには高速なNVMe M.2 SSDを選択したい。そのリクエストを反映して、評価機にはIntel「SSD 760p」シリーズの256GBモデル「SSDPEKKW256G8XT」が組み込まれている。

最新世代の64層3D TLC NANDとSilicon Motion製コントローラを組み合わせ、シーケンシャル読込3,210MB/sec、書込1,315MB/sec、ランダム読込205,000 IOPS、書込265,000 IOPSの高速性能を発揮。なお、ヒートシンク未装着のM.2 SSDを選択した場合でも、別途オプションを選択することでオリジナルのヒートシンクを追加することができる。

サーマルスロットリングによる性能低下を防ぐため、いまやM.2 SSD用のヒートシンクは必須装備。もし非搭載のモデルでも、追加のオプション（1,840円）で取り付けることができる

ストレージがSSDのみの場合は、3.5インチベイがブランクになっている。ユーザー側で後から大容量HDDを追加する余裕も十分アリだ	3.5インチベイ直上に備え付けられている5.25インチベイには、標準でASUS製のDVDスーパーマルチドライブ「DRW-24D5MT+」が組み込まれている