エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.746
2019.06.19 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、いよいよ「V750 GOLD」をベースにマシンを構築し、実動テストにおける挙動を検証していく。CPUには8コア/16スレッドのCore i9-9900K(3.6GHz/TB時5.0GHz/TDP95W)、グラフィックスカードにはGeForce RTX 2080のOCモデルGIGABYTE「AORUS GeForce RTX 2080 XTREME 8G」をチョイス。それらをASRockのハイエンドマザーボード「Z390 Phantom Gaming X」とともに組み込み、強力な負荷をかけて実力を試してみることにした。
最大5GHzで動作する8コア/16スレッドのCore i9-9900Kを中心に、ハイエンド構成のマシンを用意した |
グラフィックスには、WINDFORCE Stack 3Xクーラーを備えたGIGABYTEのRTX 2080カード「AORUS GeForce RTX 2080 XTREME 8G」を搭載した | 「Phantom Gaming」ブランドのハイエンドマザー「Z390 Phantom Gaming X」。ASRock得意の高級部材を採用、最新のWi-Fi 6など充実した機能が詰め込まれている |
視覚的に電圧の変動が分かりやすい「AIDA64 Extreme Edition」を計測に使用しているが、その中に搭載されているストレステスト「System Stability Test」の挙動から見ていこう。すべてのチェックボックスを埋めて最大級の負荷がかかるように設定し、30分間連続でテストを実行した。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
一般的に電源ユニットの動作に理想的な負荷は出力の50%だが、「System Stability Test」における消費電力は、それに近い355Wだった。いわば最も実力を発揮しやすい環境というワケだ。
その結果は、+12Vはまったく電圧変動なしという文句なしの安定動作。+5Vと+3.3Vの変動幅もわずか0.004Vと極小で、ほぼブレのない挙動を示していた。当然ながらグラフもフラットそのもの、強力な負荷にも揺るがない安定性が期待できる。