エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.755
2019.07.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
外部から「PG-DB」を観察したところで、ここからはサイドパネルを取り外し、その内部構造を順番にチェックしていく。「Powered by MSI」を体現するゲーミングマシンは、どのようなパーツによって構成されているのだろうか。
普段はスモークガラス越しに眺めることができる内部構造。ちなみに編集部に届けられた評価機は、標準構成そのままの状態だった |
「Powered by MSI」を構成する要素であるマザーボードには、Intel Z390チップ搭載の「MPG Z390 GAMING EDGE AC」が採用された。シリーズ名の由来にもなっているエッジ形状の大型ヒートシンクが特徴で、メニーコア向けを想定した合計12フェーズ構成の堅牢な電源回路を備えている。
堅牢な電源回路や2系統のCPU補助電源など、OCも視野に入る信頼性に優れたZ390マザーボード。高水準なオーディオ機能や充実のネットワークも魅力だ |
また、歪みのない電流を供給する「Core Boost」、安定性を向上させた最大4,400MHz対応の独立メモリ回路「DDR4 Boost」など、独自の回路設計も光る。重量級カードを支えるメタルシールドの「PCI-E Steel Armor」を備え、RGBイルミネーション「Mystic Light 3」にも対応。日本製音響コンデンサや独立回路を採用した高音質オーディオ「Audio Boost 4」、Intelチップの有線ギガビットLAN、「CNVi」スロットによる802.11ac無線LAN(+Bluetooth 5.0)など、最新のゲーミングマシンに必要な機能はほぼ網羅していると言っていいだろう。
なお、カスタマイズではコストパフォーマンスに優れた下位グレードの「Z390 GAMING PLUS」も選択可能。ただしフェーズ数が減っていたりWi-Fiに標準対応しないなど、価格なりの変更点もあるため、欲しい機能や使い道を考慮した上で検討したい。
バックパネルには、USB3.1 Gen.2対応のType-A/Type-Cポートを搭載。Intel製モジュールを内蔵し、無線LAN+Bluetoothにも標準対応する |