エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1135
2022.05.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
MSI「OPTIX G251PF」 実勢売価税込35,800円前後(2022年4月現在) 製品情報(MSI) |
ここ最近のMSI製液晶ディスプレイを扱った撮って出しレビューでは、32型オーバーの大画面モデル「Optix MEG381CQR Plus」や「Optix MPG321UR-QD」、4K解像度に対応する「Optix MAG281URF」など、大型でハイエンドな製品を取り上げてきた。いずれも魅力的なスペックを備えるが、その分値段も張るため、どうしても予算の都合で選択肢から外れるという人もいただろう。
今回紹介する「Optix G251PF」を一言でまとめるなら、ゲームに必要な機能をしっかり網羅しつつ、売れ筋サイズでお買い得価格を実現した液晶ディスプレイという表現が相応しい。
普及帯のサイズである24.5型でフルHD(1,920×1,080ドット)解像度をサポート。最大リフレッシュレート165Hzや応答速度1msの高速描画に対応し、さらに一般的なIPSパネルに比べ4倍高速でありつつ、IPSならではの優れた画質、広い視野角を併せ持っているMSI独自の高速IPS「RAPID IPS」を採用する。そしてディスプレイ同期は「NVIDIA G-SYNC Compatible」認証を取得、動きの速いシーンでも残像感のない滑らかな描画が可能だ。
また、PlayStation 5やXbox Series Xといった最新のゲーミングコンソールでは120Hz出力に対応する点もゲーマーには見逃せないポイント。それでいて、実勢売価は税込35,800円前後と手頃な点が大きな魅力となっている。
そのほかの特徴を確認しておくと、最大表示色は約10億7,300万色に対応。色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を約83.41%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBは98.62%をカバー。ピーク時の最大輝度は400cd/㎡で、肉眼での見え方に近いリアルな表示が可能なDisplayHDR 400規格をサポートしている。
画面のチラつきを無くす「アンチフリッカー機能」やブルーライトの総量を大きく減らす「ブルーライトカット」といった、定番のアイケア機能も搭載。違和感なく暗闇の視認性を向上させる「ナイトビジョン」や黒フレーム挿入によりモーションブラーを軽減する機能「アンチモーションブラー」のようなゲーミング向けの補正機能も備えている。
なお画面入力のインターフェイスは、HDMI 2.0b x1、DisplayPort 1.2 x1の2系統を搭載している。