エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1209
2022.10.24 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「Hydro PTM PRO ATX3.0」の機能やその構造の確認が済んだところで、いよいよ実動テストにて信頼性を検証していこう。検証用のPCを組み上げるにあたり、CPUには第12世代Intel Coreプロセッサの最上位モデルCore i9-12900KSと、12VHPWRコネクタで給電するNVIDIAの最新グラフィックスカード「GeForce RTX 4090 Founders Edition」を用意。最強クラスのウルトラハイエンド環境を構築し、各種ストレステストやベンチマークテストで負荷をかけることにした。
第12世代の”SPECIAL EDITION”にして、MTPが241Wに達するハイエンドCPU「Core i9-12900KS」をチョイス。16コア/24スレッド構成のCPUで、動作クロックは最大5.5GHzだ |
検証機のマザーボードには、ASRockのIntel Z690搭載モデル「Z690 Extreme WiFi 6E」を用意。60A SPSによる13フェーズ電源回路を備えている |
第12世代CPUの消費電力はパワーリミット設定に影響されるが、「Z690 Extreme WiFi 6E」の場合はBIOS画面でクーラータイプを選択するだけで最適な設定が適用される |
「HWiNFO」をチェックしてみると、パワーリミットはPBP・MTPともにIntelの推奨値を上回る265Wに設定されていた。高負荷時は240W前後までパッケージ消費電力が上昇している |
グラフィックスカードには、最新Ada Lovelaceアーキテクチャを採用する「GeForce RTX 4090 Founders Edition」を搭載。電源コネクタは12VHPWRを備え、TGPは最大450Wとされる |
「GPU-Z」で動作状況を確認したところ、ブーストクロックは公称スペック通り最大2,520MHzまで上昇していた |
検証に際しては、システムの主要な動作に用いられる12Vの電圧変動を確認するため、三和電気計器製のデジタルマルチメータ「PC20」を使用している |
USB対応の「PC20」は、データ取り込みソフトの「PC Link 7」を組み合わせることで、計測値のログを取得できる |