エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1238
2023.01.04 更新
文:撮影・藤田 忠/編集・松枝 清顕(編集部) 池西 樹(編集部)
ここからは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 Ti 12GB AMP Extreme AIRO」(以下:GeForce RTX 4070 Ti)をPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テスト環境には、Core i7-13700KをベースにしたPCを用意している。「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 Ti 12GB AMP Extreme AIRO」は、ファクトリーオーバークロックモデルのため、GPUブーストクロックがリファレンスの2,610MHzから2,700MHzに引き上げられている。TGPもデフォルトは285Wになるが、最大値は366Wに設定されていた。
なお、今回は時間や機材の関係で比較機での検証ができなかったため、以前詳細検証を行った「GeForce RTX 4080 Founders Edition」レビューと、AMD「Radeon RX 7900 XTX」レビューの結果を用いている。
「GPU-Z 2.52.0」の結果。GPUコアは「AD104」、ブーストクロックは2,700MHzだが、テスト中は2,955MHzまで伸びていた |
「Advanced」タブの「General」。Power Limitの最大値は128.4%で、Temperature Limitの最大値は88℃に設定されている | 「Advanced」タブの「NVIDIA BIOS」。Power Limitの項目はデフォルトが285W、最大値は366Wになる |
検証用のCPUは16コア/24スレッドのCore i7-13700Kを使用。Core i9-12900Kとほぼ同等のパフォーマンスが期待できる |
まずは定番3Dベンチマークテスト「3DMark」から、レイトレーシングテスト「Port Royal」の結果を確認していこう。
GeForce RTX 4080との比較では約20%低いスコアだが、前世代ハイエンドで店頭価格が、同価格帯になると思われるGeForce RTX 3080 Tiからは10%程度スコアが伸びている。
続いて、シーン全体のレンダリングにレイトレーシングを使用する「DirectX Raytracing feature test」の結果も確認しておこう。
GeForce RTX 4070 Tiの70.37fpsに対して、GeForce RTX 3080 Tiは55.19fpsで、30%近く向上していることになる。レイトレーシング対応ゲームはより快適にプレイすることができるだろう。一方、GeForce RTX 4080との比較では、8割強のフレームレートになっている。