エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1413
2024.04.19 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
Noctua「NH-P1」の採用と並んで「Silent Master PRO Z790/D5」のトピックと言えるのが、オリジナルの超静音グラフィックスカード「Silent Master Graphics」の存在だ。標準構成ではGeForce RTX 4060 Ti搭載モデルが選ばれており、評価機にはGeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載モデルが組み込まれていた。
【関連記事】Noctua&長尾製作所コラボの超静音VGA「Silent Master Graphics」搭載、サイコムが極めた静音BTOの最前線(2023.11.18 更新)
【関連記事】Noctuaの集大成。新型120mm口径ファン「NF-A12x25」シリーズを徹底解説(2018.05.18 更新)
クーラーはNoctuaによる120mm径のフラッグシップモデル「NF-A12x25 PWM」をデュアル搭載した特別仕様で、銅製6mmパイプ×3を備えるヒートシンクを組み合わせる。そしてファンをマウントしているのは、国内で専用設計・製造された長尾製作所製のオリジナルファンカバーだ。
なお、冷却ファンは独自のBIOSチューニングによるセミファンレス動作に対応している。
世界中で高い評価を受けている、Noctuaのプレミアムファン「NF-A12x25 PWM」を採用。本来はPCケースなどに搭載されるファンとあって、カードには結構な厚みがある |
背面には金属製バックプレートを装着。ベースになっているのはManli製カードのようだ |
ちなみに「Silent Master PRO Z790/D5」のカスタマイズメニューで選択できるのは、評価機にも搭載されていたGeForce RTX 4070 Ti SUPERまで。グラフィックスカードはPCケース内における主要な熱源・騒音源の一つであることから、これ以上のハイエンドGPUは搭載できないようになっている。
「Silent-Master PRO Z790/D5」の基本構成におけるマザーボードには、ASRockのIntel Z790チップ採用のスタンダードモデル「Z790 Pro RS」がチョイスされている。
大型のヒートシンクを備えた、50A Dr.MOSによる14+1+1フェーズ構成の電源回路を搭載。メモリスロットは最大6,800MHz動作のDDR5×4を備え、ストレージは専用ヒートシンクを標準装備するPCI Express 4.0(x4)対応のHyper M.2スロット×4、拡張スロットは表面実装されたメタルシールド付きのPCI Express 5.0(x16)を搭載する。
ネットワークはDragon RTL8125BGによる2.5ギガビットLANを搭載。十分な数のUSBポートも備えている |
なお、カスタマイズメニューでは上位モデルの「Z790 Steel Legend WiFi」が選べるほか、Intel B650チップを搭載した廉価モデル「B760 Pro RS」もラインナップ。ASRock製マザーボードの鉄板モデルから、予算やニーズに応じて選択が可能だ。