エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1417
2024.05.02 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
マザーボードはSocket AM5向け最上位チップのAMD X670Eを搭載する、ASRockの「X670E Steel Legend」が標準採用されている。
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60A Smart Power Stage(SPS)を採用した16+2+1フェーズの堅牢な電源回路を備えるほか、それを冷却するビッグサイズのヒートシンクを装備。メモリスロットは最大6,600MHz動作のDDR5×4で、ストレージは専用ヒートシンクを備えたPCI Express 5.0対応のBlazing M.2スロットなどを実装している。
また、拡張スロットはメタルシールドで補強されたPCI Express 5.0(x16)を搭載。2.5ギガビット有線LANとWi-Fi 6E+Bluetooth 5.2に対応するなど、充実したネットワーク機能も特徴だ。
「X670E Steel Legend」のリアインターフェイスをチェック。接続ポートのガイドシールが貼られているほか、(グラフィックスカードを搭載するため)使用しない画面出力ポートにはカバーが装着されている |
なお、カスタマイズメニューでは同じくAMD X670E搭載モデルのASUS「TUF GAMING X670E-PLUS WIFI」が選べるほか、廉価版チップのAMD B650を搭載するASRock「B650 Pro RS」もラインナップしている。
「Lepton Hydro WSX670A」のメモリはワークステーションらしい大容量構成になっており、メジャーチップを採用するDDR5-4800動作の64GB(32GB×2)を標準で実装する。
なお、カスタマイズメニューでは32GB(16GB×2)に落とすことができる一方で、32GB×4構成の128GBを選択することも可能。ただし128GB構成の場合は、動作クロックがDDR5-3600動作に制限される点は覚えておこう。
評価機にはMicronチップを採用するCrucial製DDR5メモリが組み込まれていたが、出荷時期により異なる同等品が選択される場合がある |
ストレージとして搭載されているのは、Crucial「T500」シリーズの1TBモデル「CT1000T500SSD8」。Micron製232層3D TLCとPhison製コントローラを搭載したSSDで、1TBモデルのスペックは最大読込7,300MHz、最大書込6,800MHzなど。PCI Express 4.0(x4)の限界に迫るパフォーマンスが魅力だ。
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カスタマイズメニューでは容量違いや他のPCI Express 4.0対応SSDはもちろん、PCI Express 5.0に対応するCrucial「T700」シリーズも選択可能。さらに最大10TBのHDDなど、データ用のSSD/HDDも追加で組み込むことができる。
「Lepton Hydro WSX670A」の電源ユニットには、80PLUS GOLD認証を取得したAntecの「NE GOLD M」シリーズから、850Wモデルの「NE850G M」が標準採用されている。
コストパフォーマンスで人気のシリーズながら、一次側・二次側ともに日本メーカー製の105℃コンデンサを100%採用。奥行き140mmのショート筐体に120mmの静音ファンを搭載、ON/OFF可能なセミファンレス機能も備えた電源ユニットだ。
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ボトムにマウントされた「NE850G M」。背面にはセミファンレス機能のON/OFFを切り替えるスイッチが確認できる |
なおカスタマイズメニューでは、ATX 3.0に対応した1000WモデルAntec「NE1000G M ATX 3.0」などが選択可能。グラフィックスカードが標準構成かそれ以下であれば必ずしも変更は不要だが、GeForce RTX 4090を選択した場合は850Wより上の容量を指定する必要がある。