エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1503
2025.02.07 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
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ここからは、実際に用意したパーツを組み込んだ「Infinite」を使って、細部を確認していこう。基本スペックをおさらいしておくと、冷却ファンはフロント120mm×3/リア120mm×1の最大4基、水冷ラジエーターはフロントに最大360mmサイズをマウント可能。ドライブベイは2.5インチベイ×2のみ、拡張スロットは8基を備える。グラフィックスカードは全長370mm、CPUクーラーは全高180mm、電源ユニットは奥行き250mmまでサポート。フォームファクタは最大でE-ATX(305×330mm)に対応する。
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テストで使用したのは、CPUがAMD「Ryzen 7 9700X」、マザーボードがASUS「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」、メモリがv-color「Xprism DDR4-6000 16GBx2」、CPUクーラーがDeepCool「ASSASSIN IV」、グラフィックスカードが「ASUS GeForce RTX 3070 Noctua OC Edition 8GB GDDR6」、電源ユニットがInWin「P130II」。
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使用したグラフィックスカードやCPUクーラーは大型の部類に入るが、オープンフレーム構造のため組み込みは容易だ。バラックで組み上げる感覚で作業を進めていける。なお、冷却ファンはフロント120mm×3/リア120mm×1がオプション扱いで搭載可能。今回はInWinから発売中のUSB Type-C連結ファン「Lynx LN120」を使用している。言うまでもなく、フロントファンにはRGB対応モデルをチョイスしたいところだ。
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右サイドは、マグネット式アルミニウムバックパネルを採用し、背面コネクタマザーボードに対応。ケーブルマネジメントスペースは30mmと余裕がありケーブル管理も容易 |
スイッチや各種外部アクセスポート類は、左サイドのヘアライン加工されたパネルにレイアウトされている。向かって左から確認していくと、ひし形のボタンが本体を傾斜させるホールドダウンボタン、USB 3.2 Gen1×2、USB 3.2 Gen2x2 Type-C×1、ヘッドホン/マイクコンボ端子、リセットボタン、照明エフェクトボタン、電源ボタンという並び。
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ホールドダウンボタンは3秒間長押しで起動。開閉中に押すと動作停止、再度押すと再開する |
資料によると「Infinite」の開閉動作は内蔵のモーターで行うが、トルク性能は500nmとされる。ケース自体の重量などを考慮した場合、PCパーツの最大積載量は25kgを推奨している。余裕があるため、GeForce RTX 5090や360mmラジエーターの水冷ユニットといったハイエンドパーツを搭載しても問題ないだろう。
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モーターの駆動テストは1,500回以上をクリアしている。夏場やゲーム中など負荷がかかる際には傾斜した展開状態にしておくのもアリ |