|「Wavy」から「Wavy II」へ 〜外観チェック〜
前作からコンセプトを変更し、半ば“流麗”を捨てた「Wavy II」。とはいえ、その洗練されたシルエットはそのままに、よりパワフルなMini-ITXコンパクトPCが構築できるモデルに進化した。ここでは外観からチェックしていきたい。
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メッシュ仕様となったサイドパネルが際立つ「Wavy II」外観。フロントパネルデザインに変更は無く、洗練されたMini-ITXケースの存在感が薄れる事はない |
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もはや完成し尽くされた感のあるデザインは、長く使えるPCケースとしての素質を十分備えている |
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フロントパネルは正面左側(画像では右側)のツメ2ヵ所をリリースする事で、簡単に着脱が可能。素材はプラスチック製で、デザインは前作同様 |
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|大幅に変更が加えられたメッシュ仕様サイドパネル
外観上、前作との違いを明確に語るのはサイドパネルだ。「Wavy II」では新たに開口部の広いメッシュ仕様のサイドパネルに変更し、より通気性の高い設計とした。もちろんこれは、より高スペックの構成パーツに対応させるためであり、加えて内部に90mmファンを標準搭載させた事で、ケース内部の風の流れを一気に向上させる狙いがある。
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開口部面積の広いメッシュ仕様の通気孔が「Wavy II」外観上、最大の特徴 |
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メッシュ仕様のサイドパネルに合わせて、新たに90mmファンが標準搭載された。これにより、より高性能なパーツが使えるようになった |
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|「Wavy II」の内部構造チェック
次に「Wavy II」の内部構造をチェックしていこう。まず気付くのは、前作ではスチール地の銀色だったシャーシがブラック塗装に変更された点。コンパクトなMini-ITXケースがより精悍に見える。
さらに細部をチェックすると、シャーシ全体はリベットによる固定ではなく、ネジ留め式が採用されている。小型筐体だけに手作業による組み込みを基本にしているようで、使用者側のメリットとしては、経年変化による筐体の“ヤレ”をネジの増し締めにより「カチッ」と甦らせる事ができる。日頃気にしない部分にまで目を凝らすと、思わぬ発見があるものだ。
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外装パネルを取り外した状態。その大部分はリベット打ちではなくネジ留め式でパネルが固定されていた |
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新たにシャーシ全体にブラック塗装を施した事で、ワンランク上の筐体に見えてくるから不思議だ |
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