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エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.19
PROLIMA TECH 「GENESIS」検証
2011年6月22日 4:07
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
 
頭で想像していたカタチが製品化された「GENESIS」

 台湾の冷却系パーツメーカーPROLIMA TECHから、トップフローとサイドフロー両者を組み合わせたCPUクーラー「GENESIS」がリリースされた。日本国内市場での販売代理店は株式会社サイズ(本社:東京都千代田区)で、先月中旬より発売が開始されている。
 実はこの製品のサンプルは早い段階から編集部にはあったものの、「COMPUTEX TAIPEI 2011」に“作業を阻まれ”、少々遅いタイミングとなってしまった。

 トップ&サイドの“マルチフロー”と名付けられた「GENESIS」は、「創世記」を意味するが、そのネーミングに負けないCPUクーラーとしては“異常な形状”で、見慣れたトップフローとサイドフローが1つの受熱ベースをシェアし、それぞれをφ6mmヒートパイプで合体させている。トップ&サイド、いずれも外観上は非力には見えず、各々が独立したCPUクーラーとしての仕事は十分に果たしそうに見える。それを組み合わせるという発想は、正直想像の中ではあったものの、実際に製品にしてしまうところが「GENESIS=創世記」を感じさせるところであり、PROLIMA TECHの力業と言ったところだろう。まさに「一点突破」向きとも言える「GENESIS」を早速チェックしてみる事にしたい。

GENESIS
サイド&トップフローの合わせ技「GENESIS」。両者それぞれのパフォーマンスは、このモデルにどう活かされているのかが最大のポイントだ



「GENESIS」パッケージおよび本体チェック

 ここからはテストをするまでの事前準備として、「GENESIS」の外観パッケージおよび本体のチェックをしてみよう。これまで個人的にPROLIMA TECHブランドの製品を手にする機会があまり無かったが、リテール市場向けに綺麗にデザインされた緑基調のパッケージは洗練されており、十分国内市場でも太刀打ちができる。またサイズにより、側面には日本語化された製品詳細が記されたシールが貼り付けられており、スペックは事前に知る事ができる。
 惜しむらくは、このモデル最大の特徴であるマルチフローの外観画像が無く、製品サンプルが展示されていなかった場合、パッケージだけで最大限のアピールができていない点は少々残念だ。

GENESIS
製品パッケージサイズは公称値160×262×210mm。CPUクーラー大型化により、最近では特に驚くほどの大きさではないが、持ち手が付けられ、重量は1380gにもおよぶ


■「GENESIS」本体をチェックする

 ここからヒートシンク部分をチェックしてみる。なおこの製品にファンは付属されていない。「GENESIS」本体の市場想定売価が6,980円前後(リリース時)である事から、140mm(または120mm)口径のファン2基を別途用意すると、おおよそ1万円ほどの予算を考えておく必要がある。

GENESIS
GENESIS
“夢の共演”とは大げさか。トップフロー型とサイドフロー型をひとつにまとめた「GENESIS」のヒートシンク。作りは精巧で、粗悪な部分は見当たらなかった
GENESIS
GENESIS
ヒートパイプはφ6mm×6本。1本の長さは最大となる両端で約450mm(実測値)で、通常のCPUクーラーではあり得ない規格外サイズとなる
GENESIS
放熱フィン自体の幅は比較的狭い(薄い)印象。恐らく重量の問題もあるのだろう
GENESIS GENESIS
トップフロー&サイドフロー両放熱フィン側面ある切り込みは、ファンをワイヤーで引っかけるためのもの。V字に切り込みがある事から、両面方向にファンを取り付ける事ができるというワケだ
GENESIS
鏡面仕上げの受熱ベース部。いわゆるダイレクトタッチヒートパイプは採用されていない
GENESIS
なかなかの造形美。トップフローのヒートシンクは、メモリとの物理的干渉を避けるため、ヒートパイプの曲げ角度により高めに持ち上げられている

PROLIMA TECH「BLUE VORTEX14」をチョイス

 ファンが別売りの「GENESIS」用に今回用意したのは、同じくPROLIMA TECHブランドから2010年10月にリリースされた140mmファン「BLUE VORTEX14」(市場想定売価税込1,480円/リリース時)だ。25mm厚140mmまたは120mmファンが搭載可能な「GENESIS」だが、やはり大口径ファンの低速回転で使うべきだろう。
 この製品は固定1000rpmで18.1dBAの騒音値と風量87CFMというスペック。ちなみに「GENESIS」は、デュアルファンでの運用が前提に作られており、どちらか一方のみ装着という使い方は当然推奨されていない。さらにその形状から、CPUだけでなく、MOSFETやメモリの冷却にも貢献するとしている事から、パフォーマンスを得るために800〜1600rpm程度のファンを用意する必要があると明記されている。「BLUE VORTEX14」はまさにうってつけのモデルと言えよう。

GENESIS
GENESIS
140×140×25mmの「BLUE VORTEX14」を2基用意。スペックは回転数1000rpm、風量87CFM、騒音値18.1dBAで、コネクタは3pin仕様(ケーブル長300mm)。ブルーのインペラデザインはオーソドックスで、単体で回転させてみたところ、ガサツキも無く、非常に滑らかな印象を持つ

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